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■思い思われ仕切り仕切られ。
2005年11月08日(火)
娘・R(2才)が仕切り屋になって来た。例えば一緒に寝る時は

「ぱぱ、あっち、ふとん、ねんね」

いつも寝る場所で寝ろ、布団を掛けろ、枕をせよ、と僕に指図
する。また風呂に入ると必ず

「ぱぱ、あわあわ、じゃー」

あわあわ(シャンプー)をしてじゃー(ちゃんと流しなさい)、
と言うし、僕がRの体を洗う時も

「てて、おへしょ、あんよ、おしり」

手、腹、足、お尻、と言う通りの順番で洗いなさい、と逐一
指示し、食事の時は

「ぱぱ、おはし、すわって」

箸を持って来て定位置に座りなさい、と食卓でも仕切り屋と
化す。Rのしつけをしているつもりが逆に僕がしつけられて
しまっている状態である。どうやらRなりの秩序というか、
物事の順序を守る意識が形成され始めて来て、その通りに
ならないとRの気が済まないらしい。加えて嫁に

「はいアナタ、食べた後のお皿洗ってー」

などと言われるので、要するに我が家には怖い嫁がふたりいる
のだ、と思うようになった。嫁には怖くて逆らえないし、また
Rの指示にもひとつでも逆らうと嫁以上に激しく泣き叫ぶので
これも言う通りに従うしかないのである。

最近は息子・タク(生後1ヵ月)がグズッて泣き出すと

「ぱぱ、あっくん(タクのこと)、だっこ」

タクを抱いてあやせ、と弟の育児に対しても仕切り屋となって
しまった。こうなると僕は形無しである。私はRの愛のしもべ。
Rは委員長とか風紀委員とかそういうビシバシ裁く側の女の子に
将来なるのかもしれない。

髪を三つ編みにキチキチと結んだ生真面目そうな眼鏡っ娘委員長
にたしなめられるのも乙なものである。アキバ系風に言うと萌え。
将来のRの姿をポワポワと頭の中に思い浮かべていたら、次なる
指示が飛んだ。

「ぱぱ、あっくん、ちゅー」

「え?タクにちゅーするの?」

R、齢2才にしてホモ仕切り屋?世の婦女子の中にはボーイズラブ
といって、美少年同士がイチャイチャする小説や漫画を好む趣味
があると聞く。Rもそういう道への興味が芽生えつつあるのか。
僕もタクも美形であるばかりに罪作りなことよすみません嘘です。

「えーそれよりRがパパにちゅーしてよ」

「めっ!」

仕切り屋Rに仕切られっ放しだったので逆襲しようと思ったが、
1秒で拒否されてしまった。父の威厳はないのか。

だめだこりゃ。

仕切り屋長介。

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