嫁の第2子(胎児名:トロ)の出産予定日は10月1日である。
すなわち今日でありトゥデイ。
しかし嫁は出産なのに僕は決算で、仕事の忙しさのピークが
思い切りやって来てしまい、夜中
「ああ〜。予定日になってしまったあああ」
日付が変わるまで会社に居残っている有様である。
午前様になってようやく家に帰って来ると、真っ暗な家の中で
トイレの中から明かりがこぼれていた。嫁が入っている模様。
すわ、もしや産気付いたのではと色めき立ったが
「最近この時間必ず目が覚めてトイレ行くんだよね」
単なる定期的放尿であったようだ。
「どうよ。兆候はあるか?」
「至って平穏」
「トロちゃん、いつ産まれてくるのかな〜?」
嫁の腹に手を当てて様子を探ってみる。固い。眠っているようだ。
「明日かな?あさってかな?」
ゆるりとした胎動を感じたがいまいちハッキリとした反応がない。
「まだねんねしていたいのかな〜?」
正直少なくともこの先2週間ぐらい死ぬほど忙しいけれども、出来る
限り出産に立ち会いたい。修羅場の真っ最中に産気付いた連絡を
受けるかもしれない。しかしそれはその時になってみないと
分からないので、なるようになると考えるしかない。
まさに子宮から出たとこ勝負。いや、出るとこ勝負と言うべきか。
先を思うと不安になるから、今日のところは寝るしかないね…と
飯をかっ込んでとっとと眠りに付いた。
我が子は我が家の宝である。
すなわち、家宝は寝て待て、ということで。
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