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■僕は泣いちっち。横向いて泣いちっち。
2005年08月03日(水)
嫁の実家で過ごした週末。案の定嫁は里心がついて長っ尻
になり、月曜まで泊まると言い出したので、仕事がある僕
だけ家に帰ることになった日曜の夕方。

義母が車で駅まで送ってくれた。嫁と娘・R(もうすぐ2才)も
見送りに同乗。暮れなずむ駅前の風景はとても鄙びており、
これからひとりになる僕の寂しさと共鳴して星がホロホロと
瞬いた。

「じゃあね。ばいばい」

車から降りてドアのガラス越しにRに手を振った途端、見よ、
Rが両手をこちらに広げてぎゃんぎゃん泣くではないか。

「うわあああん!うわあああん!」

「R!ごめんよ!寂しいんだね!でもまた明日会え…」

ぶおおおおおおおおおおおお!

義母がものすごいアクセルを噴かし、車はあっという間に
消えていった。とっととRに別れを忘れさせるための義母の
機転であろうか。だが僕はもう少し別れの時間が欲しかった。
義母はドライである。未だに掴めないところが多い。

それでも今しがたのRの姿が脳裏に強く焼き付いた。手を
こちらに差し伸べていたR。きっと僕と別れたくなかったに
違いない。だっこして欲しかったに違いない。

涙がぼろぼろと出てしまった。義母に劣らぬ程ドライな
この僕が涙を流すとは。タイタニックでディカプリオが
死ぬるシーンでも

「そういやパイパニックって風俗店があったよなあ」

と鼻糞ほじっていたクールビューティーの僕が、涙。

すれ違うおばさん3人組が僕の顔を覗いて行く。失礼な。
三十路男の涙の重さをなめんじゃねえ。よるなさわるな
はじけてとぶさ。

人の親になるとこうも涙脆くなるのだろうか。僕は18で
ひとり暮らしを始めた。その初日、親と別れの挨拶をした
時に、母は泣いた。その時僕は苦笑いしたが、あの母の姿が
今の僕だ。

そして見ることもなく別れた子がもうひとり。3年前のこの日、
嫁のお腹にいた命がなくなったことを思い出した。今お腹に
いるトロ(胎児名)に響く気がするので口に出さなかったが、
嫁も今頃泣いているのではないだろうか。

東京の 西と東に 泣き別れ、か。

明日になればまた家族一緒さ。

しかし家に帰ってからは孤独に耐え切れず、Rが歌って踊っている
ビデオを10回ぐらいリピートして寝た。

とんとんとんとん、あんぱんまーん…。
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今日もアリガトウゴザイマシタ。

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