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■前途多難な安産祈願。
2005年03月28日(月)
嫁のお腹にいる第2子の安産を祈願するため、
水天宮にお参りすることにした。

お参りの後は目星を付けたうどん屋で昼飯を食べて、
近くの広い公園で娘・R(1才)を遊ばせて…と、
一応計画を立てていたものの、駅を出てみると

「水天宮参拝の方はこちらの列にお並びくださーい」

地球博も真っ青の100m以上の長蛇の列が!誘導している
警備員に聞いてみると、およそ1時間待ちと言われて
面食らう僕と嫁。僕らは別にマンモスとか見に来たわけ
じゃなく、単にお参りしたいだけなのに…。

「ヒイイ!どうしよう!」

嫁、パニクってる、パニくってる。

「とりあえず並ぶよりまずRを遊ばせるか…」

仕方なく予定変更して、Rの乗ったベビーカーを転がして
公園まで向かうと、公園内にある「清正公寺」にぶつかった。
加藤清正を奉ってある寺だそうだ。

「清正…?」

嫁が何故か恐ろしげに眺めている。

「知らないか?加藤清正」

「それって、祟りとか、首が奉られてるとか…」

「そりゃ平将門だ」

嫁、パニクってる、パニくってる。

公園に着いてさあR、遊べ!とするところであったが…。

「R、寝てるー!」

いつの間にかRはすやすやとベビーカーの中でお休み
していたのであった。

「こうなったらもう並びましょう…」

覚悟を決めて行列に戻ることにした。Uターンした道すがら

「おい見てみろよ、こんなとこに相撲部屋があるぞ」

「ホントだ。あそこには『すもう豆腐店』もあるよ。
 おすもうさんってよく食べるんだね」

「ありゃ『相模豆腐店』だ」

嫁、パニクってる、パニくってる。

行列の最後尾に加わり、辛抱強く待つ。Rは寝ているので
グズられることがなかったのがせめてもの幸い。およそ
1時間後、ようやく境内に入れた。せめてしっかりお祈りだけは
しようと思い、この頃には目が覚めていたRに

「Rちゃん、赤ちゃんオイデーってお祈りしようね。
 はい、のんのーん」

賽銭を入れて一緒にお祈りしようとしたが、余りの人の多さに
怖くなったのか

「プギャアアアア!」

爆竹のように泣き叫ぶのであった。
Rもパニクってる、パニくってる。

安産祈願のついでに疳の虫封じもお参りすればよかったかな?

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