「ヴァレンタインにはロッテガーナチョコレートをくだちゃい」
と、いろんな人にリクエストしている僕である。
よく気合の入ったヴァレンタインチョコとして
銀座の有名な洋菓子店のチョコだとか
ゴディバだかアビバだかアジズアベバだか知らないが
えらく高いものを贈って来る女性がいる。
しかしその手のチョコにはたいがいアーモンドや
でろ〜んとした変な「不純物」が中に入っている。
僕はそれが苦手だ。
僕は純粋なチョコが好きなのである。純トロならぬ純チョコ。
その中でも一番好みなのがガーナチョコレートなのであった。
そんなことをヴァレンタインが近づくと必ず
嫁に言っていたのだが、さて今年の2月14日。
嫁はニタニタしながら包みを持ってやって来た。
「はいっチョコ!これね、銀座の有名な洋菓子店の
チョコでね…」
嫁ー!十年以上も言い続けてるんだから
いい加減分かってくれよー!
僕は口を尖らせて抗議したのだが
「いや、ワタシが食べてみたくって。
さ、早く開けて」
十年も夫婦やってるとヴァレンタインも
見事におざなりになるもんだなあと悟った。
大学生の頃、頬を染めて上目遣いで僕にチョコを渡してきた
後輩の女の子。
まだ男も知らなかった当時の嫁(知らしめたのは僕だ)
その面影はいずこへ…。
僕がイマイチ不満げな顔をしていたのを悟ったのか、
嫁はチョコの包みを娘・R(6ヶ月)に持たせ、

「オトウサン、ワタシが買ったの。開けてみて(嫁の声)」
ぬうう。その手を使うとは卑怯なり。
ヤラセなのは重々承知なのだが
「R〜ありがとう〜お父さん嬉しいよ」
その姿の可愛さに負け、猫まっしぐらで受け取ろうとしたら

って、R、お前もか。お前も自分が食べたいだけなのか。
元々甘い物には目がない嫁なので、チョコを選ぶ際にも
いろいろと目移りしてしまったのだろう。
それを見極め切れなかった僕が浅はかであったようだ。
チョーコー チョーコー チョコチョコチョーコー♪
あーさーはーかーチョーコー♪
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今日もアリガトウゴザイマシタ。