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■おっぱい飲んでも、ねんねしない。
2004年02月13日(金)
僕がセットした目覚ましで娘・R(6ヶ月)も起きる。
Rが起きたら嫁も起きる。起きたら朝一発目の授乳である。

ちゅう〜〜。

Rは嫁の胸にしがみついてがぶがぶと飲んでいるのだが、
僕が物音を立てたり横を通り過ぎたりすると
ハッとして乳首をすぽんと口から抜き、僕のほうを向く。
そしてニッコリ笑う。どうやら僕が気になるようである。

「いいからいいから、お乳を飲みなさい、ね?」

僕がRの視界から外れるとRは再び乳をがぶがぶ。
しかしまた僕が通りかかると乳首をすぽん。
こちらを向いてニッコリ。

これの繰り返しだ。

Rの笑顔はとても可愛いのでつい僕もいないないばー、
などをして受けを狙ってしまう。すると

「もう、父じゃなくて乳に集中しなさい!」

嫁は乳児には分かりづらい言いまわしで
Rを授乳に集中させようとする。

「あ、寒いのか。すまん」

「うん」

肩と乳を出したままの嫁は凍えた顔をしていた。
中断されると辛いのである。
それでも僕は出勤前なのでドタバタしているので
そのたびにRがこっちを向いてしまう。
授乳と父観察の繰り返し。Rもなんだかせわしなさそうだ。

「Rは空腹と好奇心の狭間で戦ってるのね」

嫁は半分諦めた顔で言った。なるほどうまいことを言う。
これは乳と父の間に置かれたRの戦いなのだ。

この状態を「ちち狭間の合戦」といいます。なんつって。

乳の狭間なら僕も埋もれてみたい…。

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アリガトウゴザイマシタ。
今日もアリガトウゴザイマシタ。

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