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■社会の窓が2つあった日。
2004年01月28日(水)
仕事中、やけに股間がスースーするなあと思ったら
ズボンに穴が開いていた。お股の真下に位置するところ。
布の縫い合わせ目がびびびっと外れてしまっているではないか。

電車の中でぱんちらを披露していたかも知れぬ。
こんなぱんちら誰も歓迎しない。
いや、問題はそれだけではない。

僕の下着はトランクスなので
僕の息子が下着をすり抜けズボンの穴も越え
ぴょっこり出てしまう恐れがあるのだ。

ズボンの穴はそういう絶妙な位置に開いていた。

オフィス内でそんな壮大なよこちんを披露してしまったら
どんな言い訳をしていいやら。

パターン1.おどける

「いやー元気が良すぎて破ってきちゃいました」

パターン2.メルヘンちっくに

「あら、冬眠から覚めたヘビさんがこんなところに。
 春はまだ先よ、あわてんぼさんねウフフ」

パターン3.逆切れ

「破れちゃったんだもん!破れちゃったんだもん!」

いずれも股間だけでなく首筋まで寒くなりそうなので
最悪の事態だけは避けるよう常に股間に神経を集中させ
仕事に当たった。

なんとか乗り切って夜9時。オフィスもほとんど人がいなくなった。
ようやくリラックスして残業をぽちぽちとやっていたら
下半身になんだか風の流れを感じ…

ぎゃああぴょっこりしてるううう!

だ、誰も見てなくてよかった…。

出るなと言っただろ!と息子を叱りつつしまいこんだが、
ちょっと考えた。

残業続きでなかなか娘・Rに会えない僕。
ひょっとしたら息子はそんな僕を
せめて息子を見てくれとぴょっこり顔を出し
励ましてくれていたのかもしれない。

そうだとしたら…わりといい話である。
ありがとうマイ息子!

これがほんとの感動息子じゃあ。

…なわけねーだろ。

もう盛りのついた高校生じゃないんだから
大人しくしなさい!と改めて息子をたしなめつつ
家に帰ったが、嫁には

「いい加減新しいスーツ買いなさい!」

と怒られてしまった。

息子を呪わば(社会の)窓ふたつ。

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アリガトウゴザイマシタ。
今日もアリガトウゴザイマシタ。

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