logo
FONTを元に戻す FONTサイズ固定解除

■炭におけない肉いお方。
2004年01月19日(月)
娘・R(5ヶ月)を連れて嫁と焼肉屋に行った。

娘が産まれて以来、外食するのに臆病になっていたが
狂牛病の牛よりも狂いそうなほど焼肉屋の味に飢えていたのだ。

そんなわけでRを連れて初めての焼肉屋。
広い座敷だったので安心!嫁がRを抱えて僕が肉を焼く。
久しぶりの味に欠食児童のように貪る僕ら。
Rも上機嫌であり上カルビ上ロース上タン塩でまいうー。

ふと、店員の一人がこちらを見て手を振ってニヤニヤしている。
さてはプリオンにやられた店員かと思ったら…
友達だった。

「うわ久しぶり。ここの店員だったの?」

「前からそうだよ!何だよいつの間にかパパになっちゃって〜」

「生ビール頼む」

友達はRにも手をフリフリして持ち場に戻っていった。

今度は隣にいた夫婦(元ヤン風)が声をかけてきた。
旦那さんはRの顔をじいと見てあやしつつ

「やべえ…可愛い…やべえ」

セリフだけ聞くとただの危ないおじさんになっていた。

更に更に、焼肉屋の女将も座敷に上がりこんで来てしまった。
ロースは頼んだが老婆は頼んでないぞ!

「あらー可愛いわねえ。この手!スベスベの肌!
 ワタシも前はこうだったのよー」

それって60年ぐらい前?と口を開きそうになるのを
辛うじてビールを流し込んで抑えた。

帰り道、嫁は興奮して夜空に向かって咆哮した。

「いろんな人が声をかけてきたわ!
 やっぱりRは誰が見ても可愛いのよ!なのに何故
 ひよこクラブからモデル応募の返事が来ないのよー!
 また応募してやる!」

「てか、出してたんかよ」

熱すぎるほど強かった炭の火力は肉だけではなく
嫁の野望まで燃え上がらせたようである。

↑日記才人投票ボタン。投票のお礼に一言飛び出ます。↑


アリガトウゴザイマシタ。
今日もアリガトウゴザイマシタ。

←前もくじ次→
All Rights Reserved.Copyright(C)
エキスパートモード 2000-2005
梶林(Kajilin) banner

My追加