寝室の暗がりの中で嫁と娘・Rちゃんの寝息を聞いていた。
「くかー」(Rちゃんの寝息)
「すぴー」(嫁の寝息)
今までは嫁の寝息だけだったが、Rちゃんが生まれてからは
交互にふたりの寝息が聞こえてくる。
これによって僕は改めて家族が増えたことを実感できるのである。
「くかー」(Rちゃんの寝息)
「すぴー」(嫁の寝息)
「ばすっ」(Rちゃんの寝屁)
「くかー」(Rちゃんの寝息)
「すぴー」(嫁の寝息)
それにしても嫁の寝息が以前よりやたらとでかくなった。
嫁が出産して変わったこと3つの内のひとつである。
2つめは腹の肉が付いたこと。
これは指摘すると怖いので気づかなかったことにしている。
3つめは夜中いくら起こしても絶対目覚めなくなったこと。
育児のせいで寝不足なんだろうけども。
以前の嫁は眠っていても僕が尻でも撫でながら
求愛ダンスを踊ったりすれば「なあにぃ?」と目を覚まし
そのままウフーン、と雪崩れ込むことも出来たのだが、
もうびくともしないことが多い。
しかし僕は試すのである。
今夜は嫁と契りたいのである。
僕は電車の中でやったら即逮捕になるであろう
みだらな手技を繰り出し、嫁の体にちょっかいを出したが…
「すぴー」
堂々たる寝入りっぷり。
これでは痴漢の張り合いがない(痴漢違う)
残された手技は最早カンチョーしかなくなっていた。
しかしカンチョーを放てば確かに目覚めるかもしれないが
その後は男女の契りどころか夫婦の仲がぶっちぎりになる恐れもある。
さてどうするか…と両手を結んで身構えて熟考。
「う…うっ、うわあああん!」
Rちゃんが突然泣き出した。腹が減ったのである。
すると今まで漬物石のように動かなかった嫁がガバと起き出し
「よちよち」とRちゃんを抱き上げて授乳を始めた。
性欲は母性に負けた。しかしここは
子供最優先&即対応の嫁を素直に誉めよう。
戦後の女は強くなったと昔の人は言ったが
産後の女も大したもんである。
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アリガトウゴザイマシタ。
今日もアリガトウゴザイマシタ。