我が娘Rちゃんを一目見ようと病院に行ったが面会時間に間に合わず、
無理やり新乳児室に忍び込んだがカーテンがかかっていて結局見れず…。 ほんげー、と新乳児室の中から泣き声が聞こえた。
あの声はRちゃんかも知れぬ、と病院の廊下で立ち尽くす。
僕だって泣きたいわい。ほんげー。
いつの間にか嫁が横に立っていた。
「看護婦さんにお願いしたら開けてくれるって」
え…?なんだ、正攻法で済むんじゃん…。
嫁、最初からそう言え!
看護婦さんがやって来て窓の向こう側からカーテンを開く。
ガラス窓に食らいついて待っている僕はまるで
パンチDEデートの桂三枝のよう。
ご対面ー!Rちゃーん!あああ3日ぶりの対面。
なんと、目が開いていて僕を見つめている。
君の無垢な視線が痛い!キャー!痛い!キャー!
しかし、顔が黄色かった。これが黄疸なのだ。
「でも夕方なんたら値が下がったので特に治療は必要ない」
というようなことを嫁が言った。ひとまず安心なのか…。
ますます愛い奴。
看護婦さんはRちゃんを抱き上げてこちらにやってきた。
え?まさかダッコさせてくれるのー?
「はい、じゃあ奥さん持ってね」
看護婦さんが嫁にRちゃんを抱かせた。
「はい、じゃあアナタこれ持ってね」
嫁が僕にカメラを渡した。
はい、チーズ。ぱちり。
「はい。どうもー」
看護婦さんはRちゃんを新乳児室の中へ
連れ帰って行ってしまった。
僕はダッコしちゃダメなのか!
「たとえ父親といえども男には指1本触らせない
教育方針なんだろうか…」
「教育とかじゃなくて病院なんだけど…
とにかく退院するまでダメなの。また今度ね」
嫁自身はダッコできたのでご満悦である。
ダッコしておんぶしてまた明日。
おんぶもしたい…。
アリガトウゴザイマシタ。
今日もアリガトウゴザイマシタ。