子供、そろそろ産まれるかも、ということで
産まれて来るなら出来れば僕が仕事休みである
土日にしてもらいたいところである。
産休2日。なんつって。
そんなわけで家で待機していた土曜日。そわそわ。
おなかの中のRちゃんは窮屈そうに
ボコボコ動いていた。
「そろそろ出ようとしているかしら」
「出てくる練習をしているのかもね」
嫁は自分のおなかに手を当てて
Rちゃんの様子を探り、言った。
「Rちゃんが
『お父さん、お外は怖くないですか?』
って聞いてる」
この世界か…。
大人達はストレスで押しつぶされそうな社会で
不況の中であっても必死に金を稼ごうとし、
子供達は受験地獄であるのは相変わらずであり
何かが狂ってきて子供が子供を殺す時代になり
更にRちゃんは女の子だから変なおじさんやロリオタや
プチエンジェルな罠や毒牙も盛りだくさんであり
どう考えても怖い。(僕が一番危ないとか言わないように)
毎日がパラダイスでちゅよーん、などとはとても言えない。
むしろ毎日がパラライズ。
「ちょっと、アナタ、怖いか怖くないかどっち?」
僕がいつまでも黙っていたので嫁が催促してきた。
「ああ、お外はね…怖いよ!
ち○こがいっぱいあるんだよ!」
「そんなお外やだー!」
嫁が絶叫し、そして怒った。
「怖がらせてどうすんのよ!」
今日は出てこなかった。
アリガトウゴザイマシタ。
今日もアリガトウゴザイマシタ。