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■忘れん坊将軍IV
2003年07月18日(金)
ある雨が降った日、嫁の傘を借りて仕事に出かけた。
家に帰ったら玄関に嫁が「どーん」と仁王立ちして待ち構えていた。

「あなた、傘は?」

はっ。仕事場に忘れてきてしまった。

「明日は持って来てね」

と言う嫁に僕は頷いた。

次の日帰ってきたら、玄関に嫁が「どどーん」と仁王立ち。

「傘は?」

「…忘れました」

「明日こそ持って来なさい!」

更に次の日。玄関に嫁が「ずどどーん」

「あの…忘れました」

「何で3日連続で忘れるのよ!」

「いや、傘って持ってると結構かったりいしさ、
 ましてや雨が降ってない日に持つのは余計おっくうで…
 それに重いし、つい…」

嫁は呆れ顔になって、おなかをなでながら
Rちゃん(胎児名)に語り始めた。

「お父さんはひどいんですよー。
 お母さんの傘、忘れっぱなしなんですよー」

いかん。このままではRちゃんに「だらしない父親」の
イメージが埋め込まれてしまう。
なんとかRちゃんに釈明しなければ。

「あのね、お父さんはね、お母さんと結婚してから
 Aカップより重いものを持てなくなってしまったんだよ…」

「ムカアアア!何よそれー!
 今は妊娠中だから大きいのよ!
 母乳が出るようになったらもっと大きくなるのよ!」

嫁、激怒。

僕はプンスカ怒る嫁を適当にあしらって
帰り際コンビニで買ってきたひげそりの替え刃を
ゴソゴソと取り出した。

「何で傘は忘れてるくせに
 ひげそりはしっかり覚えてるのよー!」

それを見た嫁が更に突っかかってきた。

ああもう。僕が悪うございましたよ。

アイアムソーリー、ひげそーりー。

…。

田沢
『魁!!男塾』


アリガトウゴザイマシタ。
今日もアリガトウゴザイマシタ。

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