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■突撃隣のダンナさん。
2003年07月17日(木)
お隣夫婦と仲良くなろう作戦。

隣の奥さんとウチの嫁は妊婦同士という繋がりもあり
最近喋るようになってきていた。

しかし、ダンナとはまともに喋ったことはない。
イギリス人だし。

おまけに奥さんの話によると、そのダンナは
僕らのことを「変人」だと思ってるらしい。

「アナタがいつもそんな服着てるからでしょう!」

嫁はそう指摘する。
僕はこの時、カンチョーをしている男が描かれた
Tシャツを着ていた。ぐうの音も出なかった。

そんなことを話していたら丁度隣夫婦が帰ってくる物音が。

「そうだ!お前!隣に巨峰を持っていけ!
 親睦を深めつつ常人であることをエゲレス人に
 アッピールするのだ!」

先日実家から巨峰が大量に送られてきて困っていたのである。
(嫌いだからイラネって言ってるのに…)
早速嫁は出て行った。

僕は家政婦(市原悦子)のように玄関の扉にへばりつき
聞き耳を立てて様子を窺う。
やがて嫁と隣の奥さんの話し声が。笑い声も飛び交い、
いい感じのようである。

更に顔が歪むほど扉に耳を押し当てると、
「HAHAHAHA…」とダンナの声も聞こえてきた。

なんだよっ!3人で仲良しかよ!僕だけ仲間はずれかよ!
裏切ったな嫁…、とジェラシイが湧き上がったのだが

ていうか、僕も出て行けばいいんじゃん…。

そう思い直してドアノブに手を掛けたその時、

はっ。カンチョーのTシャツ…。

着替えたほうがいいのか?

そういえばダンナの故郷イギリスには
カンチョーの風習はあるのか?
英国紳士のたしなみのひとつであったりとか。

そもそもカンチョーの由来は紀元前2世紀、古代中国の
漢超という武術家が編み出した恐るべき暗殺術で…

…なんだかパニックになってきたところで

「じゃあまたーごめんください」

との嫁の声が。どわあああ。戻って来るー!

僕は足音を立てずに、かつ迅速に自分の部屋に戻り
何食わぬ顔で

「どうだった?変人疑惑は晴れそうか?」

乱れる息を抑えて嫁を迎えた。

とはいっても今の僕はちょっと変人かもしれないと思った。



アリガトウゴザイマシタ。
今日もアリガトウゴザイマシタ。

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