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■渋谷裏通り系ダメファッション。
2003年07月15日(火)
渋谷の奥まった場所に、その怪しい店はあった。

僕はスーツ姿で店の重い扉を開けた。
客は誰もおらず、店主がひとりカウンターに座っている。

店主は、僕が入ってきたのに一瞥もせず、口も聞かず、
ただ馬鹿でかい音量のハウスミュージックだけが
店内にこだまするのみ。

一見さんお断り、そんな重苦しく、怪しい空気。

しかし僕はそんなことにはおかまいなく、
怪しい店の怪しいモノ達を
うっすら汗を浮かべながら物色し始めた。

極道893号線

うーん、これ欲しいなあ…。

ここは渋谷のとあるTシャツ屋。

「通い妻」「牛殺し」などと書かれたTシャツや
そのへんの爺さんを捕まえて撮った顔写真のTシャツ他、
とにかく頭の悪そうなTシャツしかないのである。

さて、どれを買おうか…と品定めに没頭していると

「あの…すいません」

「どわあああ!びっくりした」

さっきまでヒマそうにしていた店主が
いつのまにか僕の後ろに立っていた。

「実は今度、イベントをやることになりまして…
 ウチみたいなお店が25軒ほど集まって
 面白いTシャツをたくさん販売するんです…」

店主は妙にモジモジしながら、僕にそのイベントやらに
是非来て欲しいのだ、とお願いし始めた。

おじさんにモジモジされても困ってしまう。
頬を赤らめた女の子がおずおずと

「今日、誰もいないからおウチに来て欲しいの…」

とお願いしてくるのとは雲泥の差がある。

とは言うものの、僕も店主から差し出されたフライヤーを

「あ、こりゃどうも、スイマセンねえ…」

などとペコペコモジモジしながら受け取っていた。
そして、僕はそのフライヤーに視線を移した。

Tシャツ祭り

どーん。

これは…マニヤとしては行かなければなるまい!

…人、あんまり来なさそうだから。

※次回予告:

「Tシャツ夏祭り」の全貌とは?
会場で出会った「三国志を熱く語る美少女店員」の正体は?
乞うご期待!(しないで下さい)




アリガトウゴザイマシタ。

今日もアリガトウゴザイマシタ。

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