logo
FONTを元に戻す FONTサイズ固定解除

■In The Name Of Love.
2001年06月13日(水)
「紅桜」と書いて「クレオ」
「璃音」と書いて「リオン」
「心愛」と書いて「ココア」

ソープ嬢の源氏名ではない。
同人誌作家のペンネームでもない。
いずれも彼女が勤める保育園の園児の名前なんだそうだ。

いかにも親が凝りまくって捻りまくって考えました、
というのがミエミエで、ちょっとアレである。
子供に一生重い十字架を背負わせてしまった親。
盲愛とはまさにこのことだ。

僕の近所にも「豊富満」とかいて「ほふまん」と読む
男の子がいた(スモウトリみたいな字面だが…)
親が言うには

「ダスティン・ホフマンが好きなので…」

ということらしいのだが。

…「ホフマン」は「姓」である。

可愛そうに、豊富満君は親の無知をも背負って生き続けねばなるまい。

だが、センスの差はあれ、子供にいい名前を付けようと思うのは
誰でも当然だろう。
ウチの彼女も言う。

「ワタシは将来女の子が産まれたら
ワタシとアナタの名前を取って
『みずき』にしたいと思うの」

「ふーん…」

僕は何ともコメントしようがない。

「よくない?」

「まあ、いいんじゃないの…」

「ふん!どうせ『R』にしようと思ってるんでしょう!」

「ふん!その通りだ!悪いか!」

Rとは僕がお気に入りのかわいい女友達の名前なのだ。

「毎日その名前を呼んでニタニタするんでしょ〜!やあらし〜やあらし〜」

「ふん!その通りだ!悪いか!」

すっかり怒ってしまった彼女と開き直りの僕。
こんなんで近い将来、命名なんてできるんだろうか。

一方、男が産まれたら、僕は彼女が「タクヤ」と名付けてしまうのを
全力で止めなければならないのであった。
…このキムタク好きめ。

今日もアリガトウゴザイマシタ。

←前もくじ次→
All Rights Reserved.Copyright(C)
エキスパートモード 2000-2005
梶林(Kajilin) banner

My追加