logo
FONTを元に戻す FONTサイズ固定解除

■お姫様抱っこできないひよわオトコの嘆き.
2001年06月14日(木)
僕のお気に入りのRちゃんとジュースを買いに行く。
少し離れた100円の自販機まで線路沿いの道を歩く。

「ボスのシール、前から集めてたのにデザイン変わっちゃったよね。
もう応募に使えな…
うわああああああああ

僕らの行く先を遮るように、江古田名物「ゲロ山」が築かれていた。
これだけ大量に、こんもりと吐けばさぞ気持ちよかろう。

僕等はそれを遠巻きに避けながら歩いた。
踏まないように、見ないように…。
すると背後からRちゃんの手が忍び寄り
僕の背中をばしっと叩いた。

「どーん!……なんてね」

うをををを!ゲロ山に突っ込みそうになりつんのめる。

「おいこら、そんなことすると、線路に放りこむぞ」

「ふふ。かじりんじゃ私を持ち上げられないでしょう?」

「…どうせ僕は力がないよ」

「逆に私ならかじりんを持ち上げてぶん投げられるよ」

そこまで言うか?
じゃあ試しに君を抱き上げて…とか言うとオヤジになるので
やめた。

もっとも抱き上げられたら線路なんかに放り投げないで
別のトコに持ち帰るけど。
今日もアリガトウゴザイマシタ。

←前もくじ次→
All Rights Reserved.Copyright(C)
エキスパートモード 2000-2005
梶林(Kajilin) banner

My追加