■懐古録のジェラシー。
2001年05月10日(木)
日光に行って来た彼女が今日帰ってきた。
職場のイベントだとか。
僕と彼女は大学時代同じサークルにいた。
そのサークルのメンバーで行ったことがある。
彼女が日光に行ったのはそれ以来のことらしい。
まだその当時は付き合ってなかった。
「なんかねえ。その時のコト思い出しちゃってさ〜」
「もう10年前になるかな…」
「あの時予想以上に寒くて。私、薄い服しか持って行ってなくて。
寒くて震えていたらアナタが着ていたパーカーずっと貸してくれたんだよね〜」
ほう。そんなこともあったっけ。優しいじゃないか、自分。
「どうせアナタは覚えてないだろうけど。」
ぎく。お見通しだったか。
「それで、あ、この人優しいんだな〜って思ったんだ」
「ははは。そうだろそうだろ」
確かその時は僕と彼女は知り合ったばかりだったのだ。
「痩せてて、ガリガリで、貧弱で、ワタシより寒そうなのに
上着を貸してくれていいヒトだな〜って思い始めたの」
「おいこら。それ誉めてるんか」
「それまでアナタより田中さんのことちょっといいな〜って思ってたの」
「なんだとおおおお???」
いや…10年前の事に今頃ムキになってもしょうがないか。しかし、田中…。
今日もアリガトウゴザイマシタ。
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