銀の鎧細工通信
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2009年06月03日(水) |
MAGICAL WORLD (近藤×高杉×そよ 続き物9話目) |
それはひとつの激震だった。 つつがなくとり行われるはずの式典の中継で流れた映像は、新たな関係性を言祝ぐためのテープカットの代わりに、新たな将軍がにこにこしながら何かのケーブルをぶつりと切るものだった。 暗転する画面、警報の鳴り響くターミナル内部を赤いランプが断片的に照らす。飛び交う驚愕の声と怒号。 「一体何を、くそっ断線はダミーか、動力が制御できないぞ!」 「ウイルスだな!?」 「おいやめろ!撮るのを止めろ!」 テレビカメラの前に掌が広げられる。無言のカメラマンは、それでもこの変事を撮り続けなければならないと思っているのだろう。それを払いのけ、逃げるようにしながらカメラを回し続けた。 それら叫びの中から、”将軍”の絶叫が街中に響き渡る。 「ターミナルの主電源を落としました、この場所を無効化します。 無尽蔵に転送はもうさせません・・・!外交なら武力ではなく、いちからやりなおすべきなんです。そんなことは解ってた、解ってて尚縋っていたのは私たちです・・・!!今更虫のいいことは解っています、許して欲しいとは云わない!許さなくていい!この国を、ここに住まう皆さんにお返しします、どうかあなたたちの願う国を、 放して!触らないで!!」 「何をしてる、撮るのをやめんか!」 「黙らせろ、乱心だ!」 「・・・!いてぇっ!」 「っは、あなたたちの願う国を作ってください!将軍家は政権をあなたたちにお返しします。将軍は私で最後です!」 スクランブル交差点の脇に立つビルディングの宣伝画面から、お茶の間から、その悲鳴は唐突に真っ暗画面の中に掻き消えた。皆が足を止め、手を止め、言葉を呑み、立ち尽くしている、呆然と。 あまりにも突然の、「大政奉還」だった。
M A G I C A L W O R L D
「ちっ、やってくれる。ケーブル切断を合図に大量かつ複数のウイルスが送り込まれてる」 「たいしたものだ。一体どれだけのクラッカーを買収なさったので?」 声に憤怒を滲ませ、薄ら笑いを浮べる各星の大使と、そして天導衆に囲まれてそよは立っている。 笠の奥から底冷えのするような声が呪いのように口々に囁く。 「愚かな娘だ」
「死に急いでどうなる?」
「我々は今更この国を手放さんぞ」
「復旧などすぐに済む」
「これしきで天人を排除できるわけもなかろう」
「お前の望む未来など永劫ありえないのだ」
「わかっています。これで根本から変えられるだなんて思っていません。 でも、政なんてパフォーマンスですもの。どうせ上げるなら派手な花火がいいでしょう」 怯まず、悪びれもせず、軽やかにそよは応えた。真っ直ぐに見返すその目だけが、ほの暗い光を鈍く放っている。気がつく者は相変らずいない。こんな局面になってさえも。 不意に人垣の奥のほうから場違いなほど呑気な笑い声がした。 「ぶ、あっはははあはは!」 「何だ、神威!」 それはそよよりか幾つか年上と思しき、まだ青年とも呼べないような少年だった。真っ白い肌、携えた傘。おそらく彼は夜兎の民だ。そよはいぶかる。髪と目の色のみならず、ふくりと柔らかい曲線を描く頬にくるくるした丸い瞳、面差しがあまりによく似ている。そう、友だちに。それとも夜兎族とは皆このように愛嬌のある造作をしているのだろうか? 「この星は変なところだね。全然生まれも育ちも違うのに、同じことを云う奴らが二人もいる。ちょうどこの間あなたと同じことを云う男に逢いましたよ。でもどうせならあなたの側についた方が強い奴と闘えそうだ。春雨って云う最強の宇宙海賊とね」 「なっ・・・!たちの悪い冗談もほどほどにしたまえ!」 「冗談?ふふ・・・」 神威の笑いに怖気を振るったように、周囲の人垣があとずさる。 誰かが携帯電話に出る声がする。「何!?」と驚愕の声をあげると、同様に多数の携帯に着信が続き、大使たち一様に苦々しい表情を浮べた。もっとも、非常灯の光ではそれは互いには見えない。 通話を終えた誰からともなく、怒りに震える声に笑いを含ませて口を開く。 「号外が既に出回っているそうですな」 「各省庁のホームページはいわずもがな、オンラインニュースにニュース速報、いずれも政権返上、民主化移行の具体的な案を提示しているそうで?」 「買収していたのはクラッカーだけじゃないようですなあ・・・」 侮り、見くびり切っていた少女に出し抜かれたことが我慢ならない。飼い殺され、従順に搾取されるべきである存在に咬み付かれたことが許しがたい。そう言葉に出さないままに場は語った。今すぐそよを八つ裂きにしてやりたい、と。憤怒が渦を巻く。 「議会や内閣制度についても考えて案を作ってみましたの。準備会にお招きした方には快諾を得ております」 超然と云い放つそよに、気色ばんだ男の一人が掴みかかろうとする。その手に捉えられる前に、そよはぱしん!と自らの手のひらに扇を強く打ちつけて閉じた。 「ご説明しましょうか?あら、でも時間があまり残されていません」 何の時間だ?と問われる前に、そよは軽く息を吸い込むと「この建物はじきに沈みます」と楚々とした花がほころぶように微笑んだ。再び場がざわめく。 「何を戯言を・・・」 「ご存知ありませんか、この場所は黄龍門。江戸最大の龍穴です。エネルギーを制御する装置を止めてしまえば、塔は力の奔流に呑まれます」 「莫迦な・・・」 「このエリア一体ごと消滅させる気か」 そんなことがあるはずがない、あるいは可能だとしてもそんなことを行いえるはずがない。そう思いつつも、得体の知れない笑顔の化け物と豹変した少女の言葉に動揺が隠せないでいる。 「狂言と思いたくばどうぞお好きに。それならばここを私と、あなた方の墓標にしましょう」 とどめだと云わんばかりに、そよがにこりと追い打ちをかけると、天導衆の一人が口を開いた。 「よろしい。ご高説はあなたのお城で伺いましょう」 「何を仰る!こんな小娘の云うことに従うのですか!」 「はったりに決まっている!武勇を誇る我が玄武におめおめ逃げろとぬかす気か!」 食ってかかった幾人かの天人に、別の天導衆が「ならば卿らはここに残って真偽を確かめれば宜しかろう」と冷たい声で云い捨てた。
「しっかし変な警護ですよね」 遠巻きにターミナルを双眼鏡で眺めながら山崎がこぼす。 「仕方がない。近づかずに警護を徹底しろとのお達しだ」 原田もパトカーに両肘を突いた姿勢で双眼鏡をあてている。 「にしても離れすぎじゃありません?これじゃなんかあった時に間に合わな」 そこまで山崎が云ったところで、ラジオからそよの絶叫が響き渡った。 何だって? 何と云った? これは一体何事だ? 隊士たちは硬直し、或いは呆然とし、ただ黙りこくって息を呑んだ。これは緊急事態なのか?乗り込むべきなのか?けれど将軍御自らのお言葉であるからには、呼ばれてもいないのに参上するわけにも行かない。 隊士たちが近藤の姿を目で探すと、彼もまた驚愕の色をありありと浮べていた。 「いいからちゃんと見張ってろ。ネズミ一匹通すな!」 土方の一喝に場の空気がぎこちなくも動き出す。山崎はそっと盗み見た。民主化だと?そうしたら自分たちは侍ではなく、民間機関になるかも知れない。派手な武装と厳しい取締りを快く思わない向きが強く出たら、解散だって大いに有り得ることだ。将軍家のみならずこの江戸の治安を守ってきたが、民衆は将軍家の番犬だと思っていることだろう。顔色ひとつ変えないでいる土方の心中は察するにあまりある。真選組が潰されるかも知れないことを、誰より懸念し恐怖し動揺しているのは土方に他ならない。 静けさと緊張感がその場全体を満たした。自分たちはどうなるのだろう。この国はどうなるのだろう? すると、視界前方に聳え立つ建物からぞろぞろと高級車が出てくる。ターミナル付近の上空は警戒空域としてヘリの使用を禁じており、報道のヘリだけが許可の出ている空を飛んでいる。 「おいどういうことだ!?」 「何だ、何が起こってる!」 「会合が終わったのか!?」 「近藤さん!」 動揺のざわめきの中、土方が鋭く怒鳴ると、近藤は迷わず無線に手を伸ばした。 「とっつあん!とっつあん!!」
「おい!さっさと返事しろよ!!どういうことだ!?まだ現場待機で警護の必要があるのか!」
ガガ、というノイズの音の後、けだるい割には有無を云わせぬ響きを持つ声が漏れ出でた。 「あー、あー。近藤、撤収だ。全速で持ち場から離れろぉ」 「大使たちの警護はどうする。あんな出かたして、狙ってくれと云わんばかりじゃねえか」 自車両の無線を手に取った土方が冷静に尋ねる。 「SPくらい自前でつけてる、いいからさっさと離れろ!巻き込まれるぞ!!」 何にだ、という土方の声は届かなかった。松平は式典に限りなく近いところに立ち会っている。そして他にも指示を出さなければならない立場だ。無線は切られた。土方が舌打ちをすると、近藤に顔だけを向けて頷いた。 「総員退避!連絡がつきゃ何処でもいい、とにかく一刻も早く全員こっから離れろ!!」 銘々が車両に乗り込み、道や順序を選ばずに路地に消えていく。不審な揺れはエンジンのせいではないだろう。唸りを上げるような地鳴り。そこに雑じる、ジェット機の走行音のような甲高い音。 キィ・・・・・・・・・・・・・・・ン 土方は目を見開いた。 「原田ぁ!止めろ!」 「しかし副長、こいつはマズ・・・」 「ガタガタ抜かすな、止めろ!俺が降りたら行って構わねぇ」 「莫迦云わないでくださいよ。原田さん、東の丘に行ってください」 土方は射殺すように山崎を睨み付ける。「すぐそこじゃないですか。それにあそこならよく見えます」山崎は肩を竦めて云った。土方の無言を了承とし、原田はハンドルを切る。 「えーあーこちら副長車両。局長車両、応答願います」 ・・・キィイ・・・・・・・・・ンンン・・・ 圧迫感を増す音に、山崎は眉間に皺を寄せながら無線を取る。 「おう、俺だ」 「局長、東エリアの丘に来てもらえませんか。どうにもこれは異常事態ですよ」 「わかった。 聞こえたか?頼む」 近藤の車には誰が同乗しているのだろう?そう思い巡らせながらミラーを伺うと、土方は煙草を咥えながらターミナルを見詰めている。音のみならず、揺れも酷くなっているようだった。ハンドルを握る原田の手に力が込められている。揺れにタイヤを取られそうになるのだろう。
江戸城下を一望できる小高い丘の上に、近藤は既に到着していた。井上、島田、斉藤がその傍らに突っ立っている。土方たちは声もかけず、その視線の先に目をやった。 奇妙な甲高い音だけをたて、下方から吸い込まれるように龍穴に呑まれていくターミナル。 真っ白い光に、ほどけていくように建物が消えていく。 爆発ではない。付近の建物もいくらかは消えているようだが、倒壊した破片すら散らばらず、地割れもおきず、地盤沈下ほどの影響すらおよぼさない。それはとても荘厳な情景だった。 瞬きすら赦されないほどに。息を吐くことすらできないほど。口を開けてただ見つめるしかできない。 その向こうに近藤は、苦しげなまでに身を折っては気がふれたように哄笑する少女の姿と、身を捩って這い蹲りのた打ち回って慟哭する隻眼の男の姿を見たような気がした。それともその姿は逆だったろうか。どちらでも変わらない。どちらにしても同じことだ。
どうしてここまでしなきゃならない?
どうしてここまでやらないと、生きていけないんだ?
ただ生きたいだけだろ?
ただ、赦したいだけなんだろ?自分を。
ここまでやらないと、それができないのか?
違う。
あいつらは、何をどれだけやっても、赦せないんだ。
つまりは、どうしたって、
生きていかれないってことになる。
近藤は無言のままで勢いよくパトカーに乗り込んだ。エンジンをかけると、周りの男たちが慌てて声をかける。 「近藤さん!連絡だけは取れるようにしておいてくれ」 土方が遠巻きに告げる。近藤は「ああ」とだけ応えて車をだした。 「副長、どこに行くかご存知なんですか」 島田が問うと、知らんとあっさり云った。 (俺が、知るかよ) ひとつ解っていることは、近藤には大事なものがあるということ。 そこに自分たちも入ってるのだと知っている。けれど、それだけではないのだ。 近藤の心からそれらを奪ったら、それはもう彼ではなくなってしまう。 あんたは行けばいい。 俺が走らせてやる、絶対に止まらせない。 土方は固く云い放つ。 「各隊は大使館だ!ターミナルがあんなんなっちまって、あいつら何をするか判らん。閉じ込めとけ!」 一斉に隊への指示出しがなされる。指示待ちともぼんやりしているだけのようにも見える山崎が、傍らに佇んで土方を見ている。 「お前、お前は、」
「ここにいろ」 土方は唇を噛み締めて告げる。 「いますよ」 山崎は笑う。 何がなんでもあんたを走らせてやる。そう決めたんだ。とうの昔に。 そのためなら俺は何だってするし、何だって切り捨てようと思ったんだ。 土方は唇を噛んだまま顔をあげ、きつく前を見た。
「兄者」 「なんだカイケイ」 屋根の上でこれまで何千回と繰り返された遣り取りが行われる。 「こないだ呑み屋で相席した奴にターミナルの構造について訊かれたな」 「ああ。前髪の鬱陶しい兄ちゃんだろ?どうした?」 「あれ」 ウンケイが金槌で示した方角を見ると、巨大な塔が短くなっていく。まともな建造物の壊れかたではない。あんな倒壊は見たことがない。そう2人の大工は思う。男の言葉が甦った。
”へえ大工なんすか。俺ずっと不思議だったんですよ、ほらあれみたいな ばか高い建物が何でグラつかずに立ってられんのかが”
その際に2人は高層建造物の仕組みを話した。支点、力点、ベクトル。 「あ・・・いやでも嘘は教えてないし。倒れないとは云ってないし」 「そうだな」 「そうさ」 目の前にはもう、まるではじめから何もなかったような空が広がっている。
「源外様、これで良かったのでしょうか」 軽い揺れがある。しかし機械である彼女はそれを知覚はしても、びくともしないで立っていられた。 「なんの話だ」
「・・・私は直接制御装置に触れたことがあり、源外様は装置の仕組みをご存知です。 けれど、」 「たまよぉ、じゃあなんでおめーは話そうと思ったんだ?」 こちらは機械の振動に慣れすぎて、揺れを揺れとも認識しない男だった。珍しく云いよどむ彼女の言葉を遮って、ぶっきらぼうに問いかける。 「解らないのです。社会を支えるネジとしてはお話しするべきではなかった。それなのに、私はあの人の力になってあげたい、と思ったのです。バグでしょうか」 「けっ、ワシが面倒みてやってて、そうしょっちゅう不具合おこってたまるかってんだ。ほれ、治ったぞ。リモコンぶん投げるのは止めろと云っとけ」 テレビのリモコンをやはりぽいと投げながら云った。 「ありがとうございます。では・・・私はお登勢様のところへ戻ります」 源外が片手を上げると、たまはぺこりと一礼して去っていった。 「ワシやあの男ですら思いつかなかったことを、あんな小娘がやらかそうとするだなんてなぁ・・・」 まさか一度ならず殺してやろうと思った男の妹が、目の前に表れるとは思っていなかった。たまとともに呼ばれた屋敷で制御装置について訊かれた。どうするつもりか、と源外は問うた。 『わかりません。いいえ違う。壊したいし守りたいし、呪いたいし愛したい』 彼女はぽつりと云った。 『では、どうすればいいんでしょうね』 ひどく哀しそうに笑った。 どうしてやることもできない。 本人がどうにかするしかない。
「なんでぇ、えらい見晴らしがよくなったじゃねぇか。 おい三郎!今日はもう終ぇだ!河原へポンコツ部品探しに行くぞ」
窓の外を眺めながら女は軽く云った。 「ねーえ百音、ちょっと爽快な眺めじゃない。ざまーみろってんだわ」 そっくり同じ顔をした、けれど少し印象の違うもう一人の女が応える。 「あら本当ですわね。でも姉上?一族にのみ伝えられてきた、龍脈の流れを読み取る秘術。他家に口外するだなんて、堕ちましたわね私たちも」 「何云ってんの。阿国ちゃん家とは古ーい付き合いなんだし、あんなの同業者の雑談よ。それにあの子のおねだりなんて初めてじゃない」 古くからある巫女の一族として、双子の家と阿国の家には交流があった。 強い力が故に家から出られない小さな娘と、力があるからこそ家を奪われた娘たち。阿音と百音は年の離れた妹のように阿国を想っていた。 「姉上は阿国ちゃん家にお使いに行くたびにお菓子ねだり倒してましたのにね」 「うるっさいなあ、あんたも食べてたくせに。ほーら狛子ちゃん、あんなひきこもりのデブ放っといて今日はゆっくり遊ぼうね〜。これから忙しくなるわよ〜」 小さな白い犬を手元で遊ばせる。 「戻るつもりですの?」 「当たり前でしょ。龍脈の流れが制御できずに不安定になってる、押さえておかないと江戸が爆発するとでもビビらせりゃいいのよ」 「本当に姉上はガメツいですわね」 ふ、と百音は溜息をついた。阿音はぎらついた目をして楽しそうに笑っている。姉のこの強さに自分は何度救われてきただろう。二人一緒なら、何でも耐えられるし何でもできると思った。 「せいぜいビビらせてやりましょう。江戸が5回は爆発するくらい云ってやればいいんですわ。あそこが私たちの家なのですから」 「あんたは本当に陰険よね」 ごろりと横たわった阿音が見上げて云う。 「清らかな巫女は陰険な生きものなんです」 「何それ私は陰険じゃないわよ」 「うっさいアバズレ」 髪を引っ張られ、それにつられて百音も横になる。畳に転がってくすくす笑い合う。見上げる窓の外の空は青かった。
NEXT
終わらなかったーーーーー!!!!!これ以上頭の中に溜めておいたらぱーんてなる。 あと1話かかる見込みです。
もうあたし謝りませんよ?(おおいなる開き直り)。 そもそもこのCPが妄想丸出しでパラレルじみてるんですもん。どのキャラをどんだけ動かしても、もう何でもありみたいになってきちゃいました。 辻褄が合えば(合ってるの・・・か?)、オールスター戦になるのはもう愛が故です。だって皆好きなんだもの。
本当は最終話だったこの回のイメージはタイトルの「MAGICALWORLD」です。鬼束ちひろ。そよちゃんの歌に聴こえるんですよ。あと「everyhome」。 後半は谷山浩子をやたら聴きながら書いてました。「鳥籠姫」とか。
結構「どうとでも解釈できる」部分を織り込めたのが自己満足です。 あれ?これって誰のモノローグ?とか、ん?これってアイツのこと?みたいになる書き方がすきなんです。ねちっこいね私。
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