15's eyes
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2003年09月14日(日) 洋服選びと恋人選び

評価の時期真っ最中なので、
9月の連休は「連休」という休みを自分の中から消した。
単休だ。タンキュウ
そんな言葉は辞書をひいても見あたらないけど。


そんな中週末に友達と飲んできた。
結婚4年目に入る彼女には、
やはり旦那様とは別にいい感じの相手がいるようだった。


えーと。
春くらいの過去日記にこの友達のことは書いたと思うんだけど。

私の大学時代からの友達Tちゃんは、
彼女がもともと好きそうなタイプとは全く別の
今のご主人と出会って、
そのご主人が既婚者だったものだから、
ちょっとの期間もめて、
その後ご主人の離婚が成立したら、
あれよあれよという間に結婚していった
という子だ。

それで、幸せになったとは思っていたんだけど。


5月まではね。


違ったんだなー
やはり。


私は恋人には
「人にはふれられたくないこともあるんだから。」
と釘をさされていた。
でも、友達だと思ってるし、
それでかわされたらそれでいいやと思ったし、
何よりも一人で抱えているのなら、
どこかで吐き出し口を作ってあげたいな
と思ったんで、聞いた。


「正直いって、結婚してからもイイナって思う人は
できちゃったりしたのか?」と。


図星だという顔だった。


「15には隠せないんだねー
言おうとは思ってたんだけど。」

と、Tちゃんは言って、
経緯をいろいろ話してくれた。



まぁ、詳細はおいておいて、
はっきりとわかったことは、

「もしも、子供を産むのなら、今の時点では、
今の相手の子供がほしい」ということと、
「旦那さんとは一緒にいて楽しいけれど、
ほっとするのは今の相手」だということだ。

相手とは、
つきあってまだ1年たってないんだから、
今はこの状態を維持する、
それから結論を出す
とTちゃんは言っていた。


私は旦那さんとは直接の知り合いではなく、
あくまでも彼女の友達なので、
「私はTちゃんが幸せになればいいから。」
と言った。
ついでに、
「幸いまだ子供がいないんだから、
今の旦那さんとだけは子供はつくらないほうが
身のためだよ。」とお節介だけど言っておいた。


道徳的に考えるとTちゃんは、よくない。
私が相手の奥さんだったらTちゃんは、よくない。
私がTちゃんの旦那さんだったらTちゃんは、よくない。
私が相手のこどもだったらTちゃんは、よくない。
私がTちゃんの妹だったらTちゃんは、よくない。
私が赤の他人ならTちゃんは、よくない。



でも、
でもでも
私はTちゃんのともだちだから。


「よい」とは言えないけど、
「よくない」とは言えないかな。


彼女の性格をちょこっと知ってる分、
なんとなく責める気持ちにはなれなかった。



Tちゃんは、
「私は結婚に向いてないんだわ。
また今の相手とも同じ結果になっちゃうかもしれないし。
浮気性なんだわ。」

と言っていたけど、
「それは違うんじゃない?」と返した。


庇うというつもりでもないんだけど。

なんというのか、浮気性というものではなく、
ただ、ホントに大事にしたい人を
まだみつける前に結婚を決めちゃったというか。
決められちゃったというか。


判断力がナイと言えばそれまでかもしれないけれど、
Tちゃんは、自分のホントにほしいものが、
何なのかまだはっきりとわかっていないうちに、
相手のペースにのせられて
今の生活を選んでしまったところがあった。


まぁ陳腐なたとえだけど、
お店やさんでなんとなくイイナと思った洋服を
店員さんにすすめられてイイナと思ってしまい、
結局買ってしまった時のように。


Tちゃんの場合は、やっぱり
この洋服(旦那さん)はイイナと思うけど
物足りないわと言うのが本音なのだろう。


だって、自分で決めたけれど、
自分に問いかけて、選んでいないんだもん


だから、やっぱりどこかで満足していない。
自分が本能に従って衝動買いしたいくらい欲しいものが
まだどこかにあるのでは?と探してしまうし、
見つけてしまったりしまうのだ。

わたしがホントに気に入るのは、
やっぱりコレじゃない?と。


洋服選びと、
パートナー選びは重たさが全然違うけど、
通じるものはあると思うんだけど、どうかな〜


誰だって、自分の選択がいつも正しいなんて限らない。
「間違う」ということだってあるでしょ?
それを「後悔する」か「後悔しない」かは、
また別問題でしょ?


絶対Tちゃんがよくないところもあるんだけど、
失敗は誰にでもあるんだし、
これからどうするか?っていうのが一番の問題だもんね。


私はTちゃんと別れてから、
勝手にTちゃんの未来を想像した。
案外選択肢はひろいかな?と思った。


だって、洋服選びとパートナー選びが似ているとするならば。


自分のホントのお気に入りになるかどうかなんて、
実は未知数だもんね。


今は、着たくなくたって、
時期が来れば、着たくなる服だってある。
最初はなじんでない服だって、
なじむとともに、やっぱりこの服!と落ち着くこともあるからだ。


旦那さんの魅力に新たに気づいて再び旦那さんと
幸せに暮らすかもしれないし、
やっぱり新しい相手と生活を共にするかもしれないし、
案外どちらも手放してしまうかもしれない。


どっちにしても幸せになってくれればいいな。
誰にとってもそうだけど、
嘘を付き続けていく生活をすることが
一番みんなを不幸にする気がするから。


しかし。
結婚後も
Tちゃんの衰えぬ美貌は、恋愛のせいだったのか…

おそるべしだな…恋愛。




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