人生事件  −日々是ストレス:とりとめのない話  【文体が定まっていないのはご愛嬌ということで】

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2005年10月31日(月) 涙が出そうになるのは

うごめく小さな生き物のいる生活。

今、うちには奇妙なうめき声や、口から電子音のような甲高い音を発する生き物がいる。
体内時計をどこに隠し持っているのか、1時間ごとくらいに排泄を知らせ、2時間くらいで食事の催促をする、不思議さ。

成長が、本当に、目に見えてわかる。学生時代の教科書を引っ張り出し、人間発達学を見直すと、小さな生き物が確実に人間らしく『できること』を増やしていることが知れる。

毎日毎日、私の持っていた知識というのは、『ただの知識』だったことを身をもって知る。日々、自分の『知識』に、ゆっくりと『経験』が重なっていくのが分かる。自分は今まで、育児の何を知っていたのだろう?
自分のこと以外のことに追われるように生活する中で、知らぬ間に、成長させられる。1日の終わりに振り返り、それを実感する。

小さな生き物の衣服にタオルに布おむつ。抱っこ中に吐かれたりおむつ替え中におしっこをかけられたりして、大人の洗濯物も増加。小さな洗濯機は朝に夜にフル稼働。取り込んだままたためずにいるたくさんの洗濯物に囲まれながら、生を受けた日よりもふっくらとしてきたあたたかい生き物を抱きしめる。

仕事をしていた頃の生活を、ちょっと忘れかけている。


佐々木奎佐 |手紙はこちら ||日常茶話 2023/1/2




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