人生事件
−日々是ストレス:とりとめのない話 【文体が定まっていないのはご愛嬌ということで】
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駄目だ、私。
平日のみ有効の東京タワー水族館の優待券が懸賞で当たり、先月と今月の休日出勤の振替をもらった。東京タワーに行くのは二度目。雨降りの日だったので、展望台には上らず、水族館だけを回った。
東京タワー近くの、増上寺。水子地蔵がずらり、圧巻の体で並ぶ。冷たい雨に打たれる地蔵のかぶるお揃いの赤いニットの帽子の中に、個人的にかぶせたらしい水色の小さな小さな帽子があった。それを見てたら、急に涙が溢れてきた。胸が、締め付けられて、どうしようもなかった。流産であれ、中絶であれ、外の世界で生を受けることのなかった者の数の多さ。けれど、実際には目に見える地蔵の数以上のものが失われていて。
恋人の暖かい手が傘から出て、私の冷たい頬を撫でるのが、ひどく心地よかった。
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