人生事件
−日々是ストレス:とりとめのない話 【文体が定まっていないのはご愛嬌ということで】
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いっそ殺してやりたい、だとか、このまま死んでくれたら、だとか。
『そのままベランダの柵の間から落ちてしまえばいいとまで思ってしまいました』といった、子どもに何かがあって欲しいと一瞬でも考えた母たちと日々、色濃く接している。
新聞で、ネグレクト(育児放棄)という虐待を受けて育った人の自叙伝についての記事を見た。シンガーソングライター松本哲也氏(28)著の『空白』(幻冬舎)。その中に、『どんなに普通じゃない母でも、そばにいたかった。』という記述が挙げられていた。
専門家は、子どもの生命を優先させる。優先させるが故、母児を引き離すこともある。でも、幼い子どもたちは、母と離れたくないと、一緒にいたいと、どんなことをされていても、いつも思っている。私たちは救っているつもりが、一方では鬼か悪魔か、そう思われてもいる。人間は、万能の神にはなれない。虐待をするのは、人間。虐待に関する専門家も、人間だ。
なんだ、私は死に近い存在であるのが嫌で病院看護師の座から逃れたのに、もっとどろどろとした世界に身を投じていたのだ。母の話を聞きながら、鳥肌が止まない日々。対応に失敗して最悪の事態になれば、明日は我が身で騒がれ責められる。テレビの報道か新聞の一面か、気持ちが先に進めないほど叩かれる。こんなにひとつの失敗でとやかく言われる職に、誰が就きたがるだろうか。「人の為に働く、いい仕事ね」と言いながらも、身内には勧めぬ人々を思う。
病気よりも死よりも人の感情のほうが本当に怖いと、最近、ホラーいらずだ。
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