人生事件
−日々是ストレス:とりとめのない話 【文体が定まっていないのはご愛嬌ということで】
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2004年06月23日(水) |
取り残された者が背負うもの |
先に倒れたもの勝ち。
高齢者ばかりになった親類の中で唯一まだ動ける存在であったり、精神疾患の多い家系の中で唯一発症していない存在であったり、そういう"残された者"への負担というのは大きい。
病院受診の付き添い、薬の管理、ケースワーカーや役所への相談、精神疾患や身体障害があれば手帳の申請、年齢や疾患によっては介護保険の申請だのそれに伴う施設探しにケアマネージャーとの面接…。 ひとり分、もしくはふたり分の人生のお手伝いをするのも大変だというのに、兄弟姉妹だの、夫だ妻だの、子どもだの、甥だの姪だのの複数の人生を、その人が他の人よりも動けるというだけで頼りにされ、動かなくてはならない人たちがいる。自分の心の疲れも自分の体調の悪さも押し、次から次へと出てくる問題に対応する。そして、最後には。
自分の人生を投げ打ってまでやらなくてもいいよと、早く誰かが言ってあげていたら。
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