人生事件
−日々是ストレス:とりとめのない話 【文体が定まっていないのはご愛嬌ということで】
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感情を押し殺してしまうほどの人生なんて。
自分のことなのに、自分が経験したことなのに、まるで他人事のように語る人がいる。感情のこもらぬ、ただ淡々と「こんなことがあった」と。 それが、自分が親に包丁を突きつけられたことだったり、自分が髪を引っ張られて気が失われるまで床を引きずられたことだったり、自分で自ら死のうと手首を切ったことだったり、自分が自分の子を床に叩きつけたことだったり。 「悲しかった」「怖かった」「つらかった」という感情を表現する言葉が表情に表れることなく、感情のこもらぬままに空中で消える。
忘れたくても忘れられない経験をした人は、それを、あたかも第三者が遭遇したかのような記憶に変えてしまうのか、他人事のように捕らえなおしてしまうのか。"自分のことじゃないことにした"から泣けないのか、どことなく諦めたような感で微笑む。それを重く抱えたままでは、自分を縛り付けるだけで決してしあわせになることはできない。どこかで軽くしていかなければ、息苦しさに負けて、行為を繰り返し思い出すだけ。そしてまた、連鎖は続く。
話をしながら、本当なら本人が出すべき感情を、鏡のように映し返す。時に泣きながらでも。
感情を出すことを、怖がったりしないで。
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