人生事件  −日々是ストレス:とりとめのない話  【文体が定まっていないのはご愛嬌ということで】

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2004年04月29日(木) 顔が見えないからこそ、何だって言える世界

そりゃ、病気。

Web世界を覗く時間が日常生活の中に組み込まれても、パソコンや携帯電話から離れられる時間があるのならば、それは正常な証拠。パソコンの前に座ったまま何十時間飲まず食わず出さずでいる人がいるという現実に、驚く。携帯電話を手から離すことに恐怖を感じてお風呂にまで持ち込む人がいるという現実に、落胆する。

『家事もしないでパソコンばっかりして、って夫に怒られて…』
泣きながら電話かけてきた相手に、そりゃ旦那も怒るだろうよ、とは答えられず、そういうところが病気たる所以なんだよなあと、「つらいね」と相槌を打つ。家事も、育児も、自分のことさえも、すべてを放棄した状態の妻に、勤めから帰った夫だって困ってしまうだろう。

誰にも会いたくないといいつつ、ネットでチャットだのメッセだのメールだのと、誰かと会話をする。会話というのは、言葉と言葉のやり取りで、人間と人間との対話のはずだった。だけどそういう人にとってはきっと、人対人なのは、会うこと、電話をかけることだけなのだ。Webでやり取りする相手は、きっと人間じゃないのだ。人間じゃないから、楽なのだろう。そして、ふと我に返り、苦しくなる。

これも、時代の流れと、電話をかけて相談できたことを、褒めた。


佐々木奎佐 |手紙はこちら ||日常茶話 2023/1/2




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