人生事件  −日々是ストレス:とりとめのない話  【文体が定まっていないのはご愛嬌ということで】

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2004年04月11日(日) それが、処世には大切なことだと思っていた

一生にひとりくらいはしあわせにしたいと、そういう目標のある人生。

心のどこかに、しあわせになどなれないと、さみしいくらいがちょうどいいと、そういう思いがある人を私は好きになった。私は、私たち家族に会った彼が、「お前んちは本当に、あったか家族なんやなあ」としみじみ呟くほどの中で育った。決して裕福とは言いがたい家だったけれど、大事にされ、愛された経験だけは人一倍あると、自信がある。

期待して一緒になった人と、その間にできた子どもと、しあわせになれると思っていたのに、ダメになった過去。元々の性格ゆえもあるだろうけれど、彼はその経験からもう、ひとりで生きていくことを選んでいた。そうすれば傷つくことなく生きていけると思っていた。だけど、ひとりで生きていくのにも寂しさを覚えていた。そんなときにきっと、元彼女と、私と出会ってしまった。

私は、食べ物の恨み以外はパワーとスタミナがないのであまり根に持てるタイプではなく、精神の高ぶりも一過性で終わるものが多い。そこがいいところなんやと、彼に言われた。だから、お前といると楽なんやとも。

期待をしないと、一緒にはいられない。いつ捨てられるかとびくびくしていたら、先には進めない。期待を持って、目標を持って、自信を持って。

「死ぬまでに、俺のために泣いてくれる人をキープしておきたい」とそう言った彼に、「少なくとも私は泣くわよ」と答えたら、また、泣かれた。


佐々木奎佐 |手紙はこちら ||日常茶話 2023/1/2




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