人生事件
−日々是ストレス:とりとめのない話 【文体が定まっていないのはご愛嬌ということで】
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| 2004年01月16日(金) |
引き返すことは、もうできない |
私が背負うべき責任。
彼が、決して小さくはない会社に、辞表を提出した。肉体労働の彼が、退職事由を腰痛のためとしたら、ずっと異動願いを出していて叶わなかった先の部署から「うちは腰に負担かかるような作業が少ないから今から来ないか」と打診された。だけど彼は、私と一緒になることを選んだ。はっきりと、遠距離恋愛していた人と結婚を決めたからと言ったらしい。そして、主任のところで1日だけ保留された辞表は、無事に課長の手に渡り、今月いっぱいで彼の退職が決まった。
もう、後には引けない。危険物取り扱いなどの持つ人の多い資格しかない40過ぎた男に仕事を辞めさせたのは、私だ。まじめしか取り柄のないような人を、再就職難のこのご時世に、私の元に呼び寄せるために。 万が一、私との仲がうまくいかなくなったらどうしようかと、彼もきっと考えただろう。だけど、私も考えた。自分の人生に他者を巻き込む怖さを覚えた。
私の両親は決して私たちのことを祝福していないが、彼が私に職を辞めて欲しくないが故に関東に来ることを決意していると知り、態度が軟化した。例え彼と一緒になっても、私が関東圏から出ないと知り、安心したのだと思う。 母に至っては、子どもは早めのほうがいいよと、子どものことは別だから一緒に見るよと、言ってくれた。
彼と一緒になって何かあっても泣き言は聞かないと、母は言った。どんなに祝福された人たちであっても、どんなに愛し合って一緒になって人たちでも、かみ合わなくなることはあると思う。泣き言や不満の一つや二つ、持つと思う。だけど、それを一番言いやすい人にそれは聞かないと、先に拒絶された。これも、大事に育ててくれた親を悲しませた、その報いなのだろう。だったら、私はそれを甘んじて受けようと思う。どんなに泣くようなことがあっても、強くありたいと思う。
私は早めの転居を決めた。より両親の近くへ、より彼の就職先の多そうなところへ。みんな大事にするからと公言し、どうせ認めてくれないんならと後ろ向きに逃げるのはやめた。彼は、私の転居と同時に、職が決まるまでただの同居人になる。結婚は、その先の話。
私のわがままを許してくれた彼の両親に、私は感謝する。
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