人生事件
−日々是ストレス:とりとめのない話 【文体が定まっていないのはご愛嬌ということで】
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| 2003年07月09日(水) |
どこか遠くに忘れてきたもの |
市民さまは神さまです。
「紙だけ渡されて、30分も待たされたのよ!」 声高に苦情を言われても、どこか平然としている自分がいた。相手のとげとげしい口調には私の負の感情は反応せず、腹が立たないこと自体がなんだかおかしかった。 途中まで話を聞いていた、けれど緊急の対応が入って席を立たざるを得なくなった同僚の代わりに、同僚が中座する直前まで他市民の対応をしていた私が面接に入った。 彼女は面接室に案内されてから、こんな紙切れ一枚書くのに半時間も待たされたと、私は遠縁で関係ないのに近いからと押し付けられただけの話なのにと、色々な理由で立腹していた。 「お待たせして申し訳ございませんでした。また、何かございましたらいつでもお寄りください。お気をつけて」 彼女の望む事務処理が済み、私はゆっくりと深く頭を下げた。
気持ちに余裕があったようだ。感覚の麻痺ではなかった。彼女の怒れる荒ぶる感情を受け入れ、やわらかく返すだけの懐が、めずらしくあっただけの話。 彼女の苦情を一時的には受け止めた。後は彼女が本庁に苦情を言いに行こうが行くまいが、どうでもよかった。私たちに不備はないと、はっきりと言い切れる出来事だった。
怒るエネルギーがあるって、いいことだと思う。最近の私は、プライベートでは怒ることさえできない。仕事上でも、怒ることがない。
平然と仕事をこなしているように見える今の状態が、本当にいいものなのかは私には分からない。
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