人生事件  −日々是ストレス:とりとめのない話  【文体が定まっていないのはご愛嬌ということで】

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2003年05月27日(火) 役所内をたらい回しされた末、辿り着いた先は

『引っ込み思案』と『へっこみ自慢』は似ている。

平成12年度から開始された、介護保険制度。私も申請受付事務をしたり、訪問調査したりと、関わっております。
介護保険制度はその名の通り、お年寄りとその家族のための制度です。ネットで調べてみれば、たくさん出てきます。市町村や在宅介護支援センターなどの業者のサイト、個人のサイトでも詳しい内容説明がなされているので、今更私からは詳細はお伝えしません。
ただ、私がどうしてもこれだけは、と思っていることを以下に挙げておきます。

※65歳になって介護保険被保険者証が届いたからといって、介護保険サービスが必ず受けられるというものではないこと。
 (役所にて申請→訪問調査実施・主治医の意見書を主治医に依頼→市町村に訪問調査結果・主治医の意見書提出→審査判定して要介護度の決定→要介護度がつけばサービス利用可能)

※病院関係者には介護保険対象者や申請方法を知らない者が多いので、申請すれば即サービス導入OKなどということを鵜呑みにしたまま市役所に来ないこと。
 (退院の見込みがしばらくない方、容態がすぐに変化しそうな方、その疾病が治ってしまえば生活に不自由のない方、等)

※日常生活動作(食事・排泄・移動・掃除・清潔行為、等)がご自分で行える方には、要介護度(サービス利用可能状態)がつきにくいこと。
 (『要支援』・『要介護1〜5』の他、『非該当』という判定もある)

※介護度がついたからといって、施設に空きができ次第入所ができるとは限らないこと。
 (待機者の介護度の高い方から入所させることになっているので)

※介護保険申請よりも先に受診したほうがいい方もいること。
 (調子が悪くて食事もままならぬ下血のある寝たきりの本人が受診を嫌がっていて病院に行っていないが、ヘルパーや入浴サービスを利用したいので介護保険を申請したいと言われても申請受理できません。栄養失調や症状原因究明のための検査、治療開始にて入院、という図式が目に見えています)

そんなこんなでね、本日の終業時間1時間前に、ちょっと市民様との間にトラブルが生じて、私、へっこんでしまいましたの。私が家庭訪問に行って、介護申請より先に受診をしたほうがよいと伝え、介護保険については一応説明した、高齢者を家族に抱える市民様と。

私の説明がおかしかった病院では違うこと言われた、対応がダメだったと激怒して、電話してきた。電話を取った先輩保健師に「佐々ちゃんが対応した方みたいよ」と電話を手渡され、私が責任を持って対応したのだけれど、「もういい!」と切られた。そして市民様は電話を切ってから5分後、直接事務所に来た。「もういい!」っていうのは、「電話はもういい!」っていうことだったのかもしれない。
私はそのとき、所長にその市民様宅訪問時のことを説明しながら、一生懸命説明したのに説明不足だったのかもしれないとシクシク泣き出していたので、窓口には出られなかった。

結局、先輩保健師が対応してよくよく話を聞いたら、私の説明が悪かったのではなく、私の助言どおり受診した先の、介護保険について明るくなかった市民病院関係者(今回のは看護師。もちろん役所の人間)の間違った説明と、役所の職員(介護保険担当の課)が電話を課内で回しに回して代わる代わるした説明から、市民様は訳がわからなくなって、結果、関係者の中で1番若そうだった私が間違っていたのではないかという結論に達した、ということが分かった。
帰り際、市民様は私がシクシクしながら衝立の向こうにいることも知らずに、「佐々木(仮)さんに申し訳なかったとお伝えください」とションボリした声で言った。

1回100%へっこんだ気持ちは、すべてのナゾが解明しても50%くらいにしか膨らまず。

だから本日は、とってももやもやとした胸の内。


佐々木奎佐 |手紙はこちら ||日常茶話 2023/1/2




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