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■ 人間のレール
あの強烈なロマンチストであった 太宰治を幾人か、決して少なくない人たちが 「太宰は概してリアリストであったと思う」と 評している。その根拠を見ると、やはり僕が 前にこの日記で書いたように 「究極のリアリストこそロマンチストになる」 と言う考えと似たり寄ったりのようです。
この世の中の不可解な構造と、 人と人の間の馬鹿馬鹿しい距離を 肌で感じることの出来る間はまだまだ未熟。
そりゃそうだけれど、 いまさら何をかいわんやと言う心境こそが 円熟した人間の姿。簡単に言うと「諦めなさい」 悪いことじゃないし、愚かなことでもない。 汚れているなんてとんでもない。
少しずつ大人になっていく。 その内には、僕も、今の僕みたいな 青年を「まぁまぁ」となだめすかして、 「まだまだ幼いな」と呆れた顔で苦笑していることでしょう。
何も、悪いことじゃない。
ちっとも悪いことじゃない。
2003年11月23日(日)
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