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■ 寂しがり屋
僕の父方の祖父はアル中です。 失禁したそうです。 包丁を持ち出して、暴れて、 家族に警察を呼ばれて留置場に入れられたそうです。
父は、昔は酒を飲んで暴れることがありました。 今はそんなに飲めないようですし、 祖父のことを思ってか否か、 そんなに飲まなくなりました。
父も祖父も友人があまりいません。 だからいつも一人で飲んでいます。
昔は祖父や父の姿を見て、 まず不可解。そしてなんとなく 軽蔑もしていたのですが、 自分も一人で大酒を飲むようになった頃から 少し、祖父や父の気持ちが分かるような・・・。 理解とまでは行かないけれど・・・。
一体、何が父や祖父を 「飲まずにいられない」心境へと追いやったのか。 誰が好きこのんで、毎晩、何升もの酒を 一人で飲むだろうか・・。
一人で酒を飲むたびに、 この頃は、父の、祖父の寂しさ、憂鬱、不安、 孤独を思い、なんとなくたまらない思いになる。
きっと僕らは似ているんだと思う。 とても気が小さく、臆病で、 些細なことも気に病み、そして人一倍の寂しがり屋。
2003年11月06日(木)
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