 |
 |
■■■
■■
■ 卒業論文
太宰治の研究をしています。
この頃はあんまり進まなくて、 少し焦ってきました。 著作の、論文において重要と思われる箇所を 抜き出したりしていたんですが・・・ 太宰自身が、自分のことを「自然」だと 誉めてくれと言っていたように、 抜き出すことはとても困難だ。 気が付いたら、ほとんど全部を書き写しているような 感じになった。難しい。
自分の中の太宰治像を 人にもわかるように説明するのが 自分の卒業論文と言う感じなので、 もとから一文学青年の陶酔たっぷりの 自己満足を抜け切らないのですけれど、 今のところ他に興味のあることも無いし、 あったとしてもパスカルとかニーチェとかじゃ とても最後まで気力が持続しないような気がして・・・。
太宰が著作の中で考え考えしながら 命を削って書いた文章を、自分が 恣意的に裁断して、論じるなんて ましてや「卒業論文」なんて、太宰が生きていたら 最も嫌うことだろうと思い、勉強しながらも なんともいえない、つまらないような気がします。
研究に煮詰まってくると、 発表で返答に詰まると、 ついこう言いたくなります。 「読んでください。読めば分かると思います。」
太宰の語ること、主張することを 僕は上で「自然」だと感じたと言いましたが、 僕は「自然」と思っていても、人によっては、 あるいは過半数の人が「自然」とは思わなかったりして、 それがとても意外です。
この論文を大学「卒業」として、 そしてまた同時に太宰「卒業」として、 当初は、やってみようと思っていたのですが、 どうも大学の方はともかく、太宰の方はもうしばらく かかるのかなっと感じます。
2003年11月04日(火)
|
|
 |