一度だけの人生に
ひろ



 light

一人で戦わなければならない俺の現実。

疲労、悲しみ、苦しさ、不安、恐怖、
全て自分で背負い、自分一人で耐えること。

そう思ってた・・・。

いや、今もそれに立ち向かわなければ
ならないのは俺一人だ。

でも俺は初めて、赤の他人の
俺に対する「気遣い」じゃない、
本当の「優しさ」に触れることが出来ました。

唯一俺のリスカのことを知っている人
その人に両親のことについての自分の苦悩を
ほとんど全部と言って良いくらい話しました。

ごめんなさい
俺は俺の重荷をあなたに一時持ってもらいました。
ありがとう
俺の重荷を一時、共に背負ってくれて。

俺は努めて明るく話しました。
どうか許して下さい。

あなたは俺の話を涙を流しながら、
俺の手を握り、ただ頷き、聞いてくれました。
俺は頑張って泣かないようにしました。
どうか許して下さい。

それは俺の精一杯の
強がりであり、精一杯の力であり、
そしてあなたへの俺の精一杯の配慮でした。


帰り道
「ここで泣いたら、それは自分のための涙だ」
何故か分からないけれど、そう強く思いました。
「自分の為になんて死んでも泣いてやるもんか」と
思った途端、
涙がボロボロこぼれてきてしまいました。

あなたの優しさを俺は決して忘れません。


俺はほんの少し、でも確実に前に進むことが出来た
そう確信しています。断言します。

ありがとう


2002年06月03日(月)
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