Sports Enthusiast_1

2008年08月02日(土) JはKより相当弱い

日韓両国のリーグ選抜同士の試合が初めて日本で行われ、韓国Kリーグ選抜が3−1で圧勝した。両国選手のコンディションの差もあったかもしれないが、筆者は、両国のプロサッカーの歴史・蓄積の差を、この得点差が象徴していると思っている。

近年、日韓におけるサッカーリーグの差異については、いろいろな報道がある。まず、環境、年収では日本のJリーグのほうが韓国のKリーグを大幅に上回っているというのが代表的な差異だ。その一方で、試合の激しさ、厳しさにおいては、KリーグのほうがJリーグを上回っているという。Kリーグから見れば、Jリーグは「お嬢様サッカー」だとも言われている。テクニックのJリーグ、スピードとパワーのKリーグという評価もある。Kリーグの選手のほうが、スタミナ、パワーで日本を大きく引き離しているとも言われる。Jリーグでは、やさしく守って、優秀な外国人選手が得点を上げ、日本人選手すべてが免責されるというぬるま湯体質がしみこんでいるというわけだ。

このたびの日韓リーグ対抗戦は、いい試みだった。日本サッカーの弱さを明らかにしてくれた功績は大きい。日本がホームで1−3で負けた結果を踏まえるならば、来年、韓国開催の試合では、韓国が日本を激しく叩きにくるだろう。日本の惨敗は目に見えている。

この試合をみてわかることは、代表戦でも日本は韓国に勝てないということだ。日本は韓国と同組でなかったことが幸いだが、そういう問題ではない。日本サッカーの実力は、いま、相当低下してきている。


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