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2006年12月15日(金) 寂しい師走

06年サッカーJリーグは浦和の優勝、京都、C大阪、福岡が降格、横浜FC、柏、神戸の昇格で閉幕した。

入れ替え戦2戦目では、福岡のゴールを巡る誤審騒ぎがあった。TV中継では問題のシーンのビデオ放映がなく、欲求不満がたまるばかり。日本のテレビ局はサッカー中継が下手だ。視聴者が見たいシーンを放映しなければ中継の意味がない。技術の低い公営テレビ局になんで、視聴料を払わなければいけないの・・・と、サッカーとは関係ない疑問がわいてきてやがて、怒りに変わる。

日本のメディアは審判に甘い。審判の誤審は、はっきり、テレビ局がビデオを使って視聴者に説明すべきだ。そうすれば審判の技術が上がる。審判に物申せるのは、選手、クラブではなく、メディア、サポーター(ファン)、中立的サッカージャーナリストしかいない。協会やリーグ関係の管理職を目指す元Jリーガー出の評論家諸氏は、審判批判、クラブ批判、監督批判、選手批判をしない。日本サッカーの談合体質を変革できるのは純粋に自立した専門的評論家であって、コーチや監督の順番待ちの「評論家」ではない。順番待ちの「評論家」を養っているのが、これまた、公共放送で「評論家」に視聴料の一部が支払われている。これまた、怒りで頭に血が上る。

アジア大会では、日本は予選リーグ敗退。続いて、FIFAクラブW杯が開催。日本のクラブは予選敗退しており、まったく盛り上がらない。決勝は欧州vs南米。アジア、アフリカ、オセアニア、中南米は刺身のツマ。オークランドに飛び入り入団した岩本が話題づくりに一役買っているが、昨年のカズのシドニー入団の二番煎じ。日本サッカーが、世界から置いてきぼりを食らっているような感じ。なんだか寂しい師走の風が吹く。


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