J1最終節で浦和がG大阪を退け、優勝した。当然の結果だろう。ワシントン、ポンセ、ネネのブラジル人3人に、トゥーリオ、三都主のブラジル系日本人が加わり、鈴木、田中、長谷部、都築、山田、控えに小野、永井、坪井、岡野、(黒部)・・・と日本代表、元代表が揃えば、“日本のチェルシー”と呼ばれて当然だ。加えて、強烈なサポーターの存在、地元の応援、安定した経営と、Jリーグで優勝するに相応しい存在だ。こういうクラブが優勝しなくて、どこが優勝するというのだ。
昨年の王者・G大阪も頑張ったが、やはり、終盤でのF東京の大逆転負けが響いている。あの試合を拾っておけば・・・と悔やまれるのではないか。最終試合の浦和との直接対決はアウエーだし、しかも、3点差での勝利で逆転優勝というのでは、荷が重過ぎる。DFの宮本、シジクレィの衰えが心配だ。
06年Jリーグの総括は改めてこのコラムで行うこととするが、今年はW杯開催年ということもあったが、強行日程の解消が最重要課題だろう。選手の深刻なケガも多かったような気がする。Jリーグの現状では、浦和のような選手層の厚いクラブが有利なのは当然だ。ビジョンをもったクラブでないと、優勝できないということか。
|