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2006年08月12日(土) 好調、三都主

浦和の三都主が絶好調だ。親善試合で2得点、きょうのF東京戦でも2得点。得点の内容がいい。きょうは右足と頭で2得点だ。
ジーコジャパンでは、三都主はジーコの「通訳」として代表に選ばれた、と揶揄された。とりわけ、不得意の左SBでは世界各国から狙われ、三都主の良さがまるで発揮できなかった。ジーコジャパンでは、三都主と俊輔は同じ左寄りトップ下で競合した。俊輔を優遇したジーコ監督により、4バックの左SBにコンバートされたわけだ。
三都主はもともと攻撃型の選手だから、左SBは無理。3バックの左サイドハーフでも攻撃より守備に専念する試合ではその良さがでなかった。筆者はジーコジャパンの時代、三都主は前で使えと散々、このコラムで書いてきた。
さて、オシム新監督になった途端、三都主が生き生きしだした。なんでドイツで暴れなかったの、といいたいくらいだ。「通訳」を「解任」されて、本職のサッカーに専念できるようになったのか。
三都主の良さは、なんといってもスピード。正確なフリーキックも蹴れる。バイタルエリアで右足、頭も使えば攻撃の幅がさらに広がる。
日本代表では、MFの左にはルマンの松井、俊輔がいるが、古い井戸としては、三都主の方が俊輔よりもオシムサッカーに合っている。三都主、俊輔、松井がどのようなポジションで代表入りするのか。オシムは3人をどこでどう使うのか。日本代表に新しい、楽しみが増えた。


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