| 2004年10月06日(水) |
クアラルンプール発マスカット行き |
アジアユース準決勝、日本はよく追いついた。あきらめずに戦った日本は評価できる。けれど、アジア(韓国)の壁は厚いのだ、そして、それ以上に世界の壁は厚いのだ。 なんども繰り返すことだけれど、サッカーにおける日本の実力はアジアの10位以内、世界では50位前後だと考えてほしい。そう考えれば、日本(フル)代表が目指すべき代表チームのコンセプトが明確になってくる。 これもこのコラムで何度も書いてきたことだけれど、私は、ジーコ氏が日本代表監督に就任が決まったときから今日まで、06年W杯に日本が行ける可能性は低いと見ている。もうすぐ、マスカットで残念な結果が出てしまうのか、まだ少し先なのかは別にして、いまの日本(フル)代表はチームとしてガタガタだし、この先、いいチームが出来るとも思っていない。 さて、日本(フル)代表は予定していた中東キャンプを中止して、東京近郊でキャンプをはり、試合直前にマスカットに乗り込むという。アウエーの場合、そういう調整もあるようだ。南米ではアウエーを高地(ボリビア、エクアドル…)で戦う国々が、試合前日敵地に乗り込み、すぐ試合に臨むという話を聞いたことがある。人間の身体が環境にいかに適応するかについては、医学の専門分野なので、私にはわからない。 高地ではなく、高温の地で試合をする場合は、早く現地に行って暑い気候になれ、汗腺を開く方がいいという話もある。たとえば、UAEで開催された五輪アジア予選のとき、日本五輪代表は早く現地入りして、UAEの気候に身体を慣らしながら調整をした。試合数が多いからというのがその理由らしい。フレンドリーマッチで来日する海外の代表チームが試合前日に日本にやってきて、日本代表に負けるケースが多い。だから正解は早めに現地入りして気候等に慣れることだと思うのだが、スポーツ医学の専門家に判断を仰ぎたいところだ。 素人の私の観光海外旅行の経験では、帰るころに調子が良くなることが多い。およそ1週間ほどたったそのころ、時差が解消され食事、言葉、習慣等の環境になじむのだ。その1週間というのは、体力よりも気持ちの方の問題だと思う。ものを買おうにも、お金の単位は違うし、レストランやカフェの注文も難しい、支払方法やチップ制度が日本と違う。でもこうした問題は、場数を重ねれば(慣れれば)なんでもないことなのだけれど。 ということは、アウエーの場合、中途半端に滞在するのが最もよくない、ということになる。このたびの日本代表のように、現地になじむもなじまないもないくらい短い滞在ならば、アウエーのストレスが堪らないですむ。これも一理ありそうだ。行ってすぐ試合をして、すぐ帰るのならば、暑さ寒さは関係ないよ、という判断もある。試合の方は、精神力次第というわけだ。 アウエーの調整として、どちらが正解なのか分からないけれど、結局は試合の結果次第だろう。日本代表が今回選んだ短期滞在で相手(オマーン)に勝てば、「短期間型」を選択したことが勝因の1つとなるし、負ければ、長期滞在をなぜ、選択しなかったのか、ということになる。 素人の私の海外旅行の経験から言えば、1週間以上の「長期滞在型」がアウエーで勝つ調整法だが…
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