妄言読書日記
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2008年08月13日(水) 『狼王ロボ シートン動物記』(小)

【シートン 訳:藤原英司 集英社文庫】

子どもの頃によくシートン動物記の絵本を読んでいたので懐かしいなぁ、表紙の狼可愛いなと思い読んでみました。
で、改めて読んでみたら、これはファーブル昆虫記みたいに観察記じゃなくて、あくまで創作だったんだなぁと気がつきました。
いや何しろ就学前に読んでたので、全部ノンフィクションだと思ってた。
動物視点の話しはなんでそんなことまでわかるんだろう、と思ってた記憶はあるんですけど。

そして野生動物の話しではあるのだけれど、ここに収録されている3話は人と野生動物の対峙の物語りです。

「狼王ロボ」
前半のロボの狡猾さと、終盤の妻を求めてついに捕らえられてしまう様が対照的で悲しみを誘います。
これはほぼ実話のようで、写真も載っています。

「灰色グマの伝記」
短いながらも骨太な灰色グマの一生を描いたものです。
不思議とも数奇ともいえる巡り会わせで、死に至る様が感動的。

「カンガルーネズミ」
野生動物との出会いの感動が隅々まで感じられる話し。

「サンドヒルの雄ジカ」
この話しだけはちょっと偽善を感じる。

それにしても解説の人は動物園に否定的なんだろうか。



蒼子 |MAILHomePage

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