妄言読書日記
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2007年06月05日(火) 『ふたたびの、荒野』(小)

【北方謙三 角川文庫】

ブラディ・ドールシリーズも完結です。
タイトルからおわかりのように、ふたたび、川中社長の視点で物語りは進みます。

ストーリーというものは、なんとも説明しがたい話しなのですが、社長がふたたび愛せる女性が登場し、そしてやっぱり再び死んでいく、という話しでした。
そして、死んでいく男達。
今までどおりと言えばそうなのですが・・・。

以下ネタバレ。

あ、秋山さーん!!
ここまで、がんばったのに死ぬなんて!!
下村も短かったな。
でも、やっぱり、社長視点なので、ふとした時に思い出される藤木の思い出が、切ない。

とはいえ、絶対死ぬ、絶対!と思い続けていた、キドニーが生きていてくれて本当によかった。
ずっと、キドニー無茶はするな!と思っていたものだから、ラスト付近は本当にハラハラし続けていました。

何が終わったってわけではないのですが、ここはやはり社長が言うように
「俺たちが、生き続けなきゃならんというだけの話だな」
ということなのでしょう。

解説に
日本中の男たちが、このシリーズを読んでくれたら、世の中はずっとよくなるだろう。
いや、血まみれになるかもしれないか。

とあったのですが、よくはならないだろうけれど、読んでおいて損はなしだと思いますよ。
男性諸氏。
女の目から見ると、迷惑千万な男達でしたが、素敵なんだな。これが。



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