妄言読書日記
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2006年09月19日(火) 『そして五人がいなくなる 夢水清志郎事件ノート』(小)

【はやみねかおる 講談社文庫】

青い鳥文庫でのシリーズが講談社文庫化したもの。
いわゆるジュブナイルミステリというやつですね。
本格と謳っているけれど、大人の本格ミステリファンも納得、というほど本格でもないとは思いますが。
でも、子どもの頃に明智小五郎と怪人二十面相の知恵比べを楽しんだ大人は、なんだか懐かしい気持ちで読めることでしょう。
本作の名探偵・夢水さんも、なんだか懐かしい感じの名探偵です。
御手洗潔を思い出す。

私は名探偵と呼ばれる人々を愛してますが、それでもやっぱり、「あー一度こいつをぎゃふんと言わせてやりたい」という気持ちになんでかなります。
気分は二十面相君。
教授もまさにそんな気分にさせました。
嫌いじゃないけど、鼻持ちならない奴!です。
今後、少々痛い目に合うような展開が一度でいいからあったらよいと思うのですが。

以下少々ネタバレを含みます。

三つ子はすぐにわかったのですが、そこで油断してましたね。
二段構えでくるとは。
消失トリックそのものよりも、小村さんの正体が一番のメイントリックという気がします。

ところで今回の事件って、一体犯罪と言えるのだろうか。
細かいことですが子ども達はどこで小村さんと知り合ったんでしょうね?
まあ、小説として目指すものはわかるので深くは追求しませんけれど。
「誰もが幸せになれる」解決というのが今後もテーマとして継続するとなると、大変だろうなぁと思います。

三つ子ちゃん達が可愛かったです。



蒼子 |MAILHomePage

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