妄言読書日記
ブログ版
※ネタバレしています
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| 2006年09月16日(土) |
『よしきた、ジーヴス』(小) |
【P・G・ウッドハウス 訳:森村たまき 国書刊行会】
シリーズ二冊目は長編です。 二組のカップルと叔母さん夫妻のお金問題、ついでにフランス人シェフの進退問題が同時進行。 読み終わってみれば最初にジーヴスが言ってた通りの方法で事は済むのですが、例によって例のごとくバーティのアレな服装センス―今回は白いメスジャケット―に関しての意見の相違によって仲違いする、執事と若主人。 バーティも意固地だけれど、ジーヴスも許してあげてよ!って気分になってきちゃいます。
“英文学史上もっとも滑稽な数十ページ”と呼ばれる、表彰式シーンですが、きっと英語で読んだらもっとリズムも良くて可笑しいんだろうなぁと思いました。 このシーンに限らず全編に渡ってそう思うのですが。 こういう時はほんと、英語がねぇ・・・と思います。
それにしても、バーティはもう少しみんなに大事にされてもいいような気がしてしまうのは私の贔屓目でしょうか。 今回のラストで、「鍵はジーヴスに渡しましたよ」というところで思わず笑いましたが、笑った後に可哀相!あんまりにも可哀相!って言わずにはおられません。 風呂でアヒルちゃんで遊ぶ姿(しかも10分も!)は可愛いと思うんですけどね〜。
すりむけた部分には後でジーヴスに薬でも塗ってもらったらいいよ。バーティ。
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