妄言読書日記
ブログ版
※ネタバレしています
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【五條瑛 文藝春秋社】
近未来の、政治・思想犯専用の特別矯正施設に入れられた、ストリートギャングの亞宮くんを主人公にした、連作形式の小説。
今回、久しぶりに主人公の視点を固定していたためか、まとまりのよい一作となっていました。 登場人物が多いのはいいのですが、やはり視点がいろいろと移動するのは、五條氏得意ではないようです。
舞台の設定もおもしろく。
おもしろかったのですが、なんでか全体的にあっさりした読後感があるのですよねぇ。 北所長とか、もう少しアクの強いキャラでもよかった気がするし、宇津木さんとかもいいポジションにいたのにな。 思想犯の皆様方がもう少しキャラ立ちしてたらよかったのかも。 亞宮くんとか、蔡とかよかったのだけどなー。
でも面白かったです。 この話しあたり、漫画化したらいいかも。
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