妄言読書日記
ブログ版
※ネタバレしています
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| 2006年04月24日(月) |
『感謝知らずの男』(漫) |
【萩尾望都 小学館文庫】
おススメしていただいたので読んでみました。 バレエ短編集と書いてあるのですが、連作ですね。
「感謝知らずの男」 こういう話しって、普通はお互いに和解するものなのですが、しない。 モリスとミリーは明らかに善良とは言いがたい、押し付けがましい人間なのだけれど、じゃあかといって、善意を押し付けられるレヴィに感情移入するかと言えば、しきれないものがあって、双方にむかって、何故そうなる!と問いたい。問い質したい。
「オオカミと三匹の子ブタ」 レヴィがちょっと大人になった(精神的に)話し。 ジュンという子がものすごいリアルだなぁと。 悪気はないけど、言葉に毒がある子。 一番始末に悪い。
「狂おしい月星」 こういう話しって(以下同上) 萩尾先生はものっすごいリアリストなんですかね。 レヴィにはミツグでいいじゃないか、ミツグで、と言いたくなる。
「海賊と姫君」 ようやく、少女漫画らしい話でほっとします。
「ジュリエットの恋人」 こちらも少女漫画らしい話しでした。 別に少女漫画らしさを求めているわけではないのですが、素直によかったね、という感じで終わる方が好きですよ。
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