妄言読書日記
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2005年02月26日(土) 『悪徳警官はくたばらない』(小)

【デイヴィッド・ローゼンフェルト 訳:白石朗 文春文庫】

『弁護士は奇策で勝負する』の二作目。
待ってました。
今回も、表紙のタラが可愛いです。
そして犬が一匹増えました。ウィーリーがそんなに犬好きだとは知りませんでした。

今回はローリーが犯人として捕まるという話。そうきたかーと。
ネタはなかなか面白いのですが、アンディがあまり動き回らないので、公判が始まるまではまったりです。
後半を少しすぎたくらいから、すらすらと読めます。
アンディのタラ溺愛ぶりが、更に書かれていて犬好きならば身に覚えのある感じがするかと。

最後は無罪を勝ち取るわけですが、やっぱり陪審員制度での判決ってしっくりこないです。
物語としては、ドラマチックですが、現実問題としてこういう弁護の仕方で無罪を勝ち取れるというのはちょっと怖いものがあります。
だって、具体的な証拠は何一つなかったですから。

作者と同じく、アンディとウィーリーは犬救済施設を作ることに。
どこまでも犬好きな作者です。

アンディがあまり奇策を使わなくて物足りない感じがします・・・。もっと法廷シーンが前半にあってもよかったのに。



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