妄言読書日記
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2004年12月25日(土) 『指輪物語9 王の帰還下』(小)

【J・R・R・トールキン 訳:瀬田貞二・田中明子 評論社文庫】

ついに最終巻です。
約一年かかって読み終わりました。
なんとも感慨深いです。

フロドとサムの旅は小説で読むと、映画とはまた違う辛さがありました。
指輪を捨てるまでは、本当に辛い。
先を知っているのにドキドキします。

映画にはなかった、フロドたちがホビット庄に帰りついたいきさつが書かれていました。
普通に帰ってきて、めでたしでは終わっていなかったんですね。
ここでサルマンの末期がわかる。
私も、サムと一緒に荒れてしまったホビット庄を哀しく思いました。

映画では、どうしてフロドが船に乗ったのか、いまいち分かり難かったのですが、読んでみて納得できました。

一つの長い物語が終わるのはなんとも感慨深いです。



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