妄言読書日記
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2004年11月11日(木) 『笑の大学』(映)

【監督:星護 日本】

三谷幸喜脚本の舞台が映画化したもの。
舞台、見てみたいですよ。こっちまで来てくれないんですよねぇ。

一応、これから観る人は読まないほうがいいと思いますよ、と断ります。
笑って笑って、笑いながら泣ける映画でした。

まあ、とにかく役所広司は上手いです。
稲垣吾郎は、まあ、あの通りなのですが、椿役としてはハマっていると思います。吾郎ちゃんははまり役に当たると、面白い。

検閲する向坂の、細かいツッコミが、三谷らしい。
なんで、どうして、という目の付け所が、三谷幸喜そのもの。あの人自身がそもそも細かい。

検閲しながらどんどん、よくなる台本を最後には上演して終わるものだと思っていたら、椿に赤紙が届き、二人が別れるところで終わります。
最後の検閲シーンの、役所が本当に上手い。
笑いながら憤るってのを、あんなに自然にやるとは。
そしてラストの「お肉のために」で、笑いながらも泣いてしまいます。
にくらしいまでに、うまい作り。

走り出したら止まらない向坂のシーンが可笑しくて、映画館であんなに笑ったのは初めてです。
もう、なんなのあの人差し指。

本当に上手い出来の映画です。BGMも良し。



蒼子 |MAILHomePage

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