妄言読書日記
ブログ版
※ネタバレしています
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【監督:星護 日本】
三谷幸喜脚本の舞台が映画化したもの。 舞台、見てみたいですよ。こっちまで来てくれないんですよねぇ。
一応、これから観る人は読まないほうがいいと思いますよ、と断ります。 笑って笑って、笑いながら泣ける映画でした。
まあ、とにかく役所広司は上手いです。 稲垣吾郎は、まあ、あの通りなのですが、椿役としてはハマっていると思います。吾郎ちゃんははまり役に当たると、面白い。
検閲する向坂の、細かいツッコミが、三谷らしい。 なんで、どうして、という目の付け所が、三谷幸喜そのもの。あの人自身がそもそも細かい。
検閲しながらどんどん、よくなる台本を最後には上演して終わるものだと思っていたら、椿に赤紙が届き、二人が別れるところで終わります。 最後の検閲シーンの、役所が本当に上手い。 笑いながら憤るってのを、あんなに自然にやるとは。 そしてラストの「お肉のために」で、笑いながらも泣いてしまいます。 にくらしいまでに、うまい作り。
走り出したら止まらない向坂のシーンが可笑しくて、映画館であんなに笑ったのは初めてです。 もう、なんなのあの人差し指。
本当に上手い出来の映画です。BGMも良し。
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