妄言読書日記
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※ネタバレしています
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| 2004年10月02日(土) |
『トゥー・ブラザーズ』(映) |
【監督:ジャン・ジャック・アノー フランス・イギリス共同】
動物映画は観ないのですが、ジャン・ジャック・アノー監督が好きなので観てきました。 トラがとにかく可愛い。 私はネコ科の猛獣がとても好きですが、この映画のトラはどれもこれも本当に可愛いし、いい表情をしています。 お前に食われるならしょうがないや。
冒頭の子トラがジャングルの中で戯れているシーンを見るだけでも価値あり。 私はもう少し人間サイドからのシーンがあるのかと思っていたのですが、本当にほぼ全てのシーンにトラがいる。
ストーリーは感動ものを描いたと言うよりは、翻弄される二頭のトラに人間の姿が投影されている、という印象を受けます。 それがもっとも現れているのは、知事がクマルの檻に話しかけるシーンと、闘技場で二頭が遊び始めるシーン、そしてラストの母トラの耳に空いた孔、のように思います。
まあそんなのは瑣末なことで、トラの演技を見るだけで満足の映画でありました。
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