妄言読書日記
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2004年09月15日(水) 『指輪物語7 二つの塔 下』(小)

【J・R・R・トールキン 訳:瀬田貞二・田中明子 評論社文庫】

前に読んだ時から大分間が空いてしまいました。
一行からはぐれた、フロドとサムがゴクリと旅を続ける巻です。
この三人になると、一気に重くなります。
最後にどうなるかわかっていても、どんより気分。

ファラミアが出てきました。
映画だとボロミアよりは少し温厚という雰囲気でしたが、原作ファラミアは紳士!
素敵です。いや映画のファラミアもボロミアもとても好きです。
紳士的なファラミアの元で、束の間だけでもくつろげてほっとします。

サムが物語りの話をするところが好きです。
そして、フロドとサムが眠るところに近づくゴクリが、一瞬だけ老ホビットのように見えるシーンが好きです。

映画では嵌めなかった指輪を、サムが嵌めていました。
小説で読むと一層、望みの薄さをひしひしと感じます。
次は王の帰還。ようやく最後の詰めですね。



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