妄言読書日記
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2004年09月12日(日) 『神南署安積班』(小)

【今野敏 ハルキ文庫】

どうやらシリーズの中間の本を読んでしまったらしい。
でも、短編集なのでこれといって不都合はありませんでした。
神南ってジンナンって読むのですね。
よその地名は分かりにくい。
あと敏はビンと読むのですね。サトシだと思っていました。

「スカウト」
警察ってこんなんでなれるの?え?
ちょっとびっくりしました。
公務員試験いらないんですか??
警察学校って公務員試験の後ではないの。
そこにひたすら驚いて、内容はこれといって記憶に・・・。
速水さんはけっこう好きです。

「噂」
けっこう好きな速水さんに、援助交際の噂が立つ回。
相談にのってただけなんですけどね。
ただラストの、暴走族vs速見軍団の図はかなり可笑しかった。
おいおいー。安積さんも出る幕無し。
女性記者の友紀子はあまり好きじゃない。

「夜回り」
あまり好きじゃない友紀子が絡んだ話。
黒木刑事をもう少し見たい。
真面目で男前。なんかもう少し面白い要素ないのかしら、この人。

「自首」
刑事ドラマのような人情味あふれる話。
人情・・・苦手。

「刑事部屋の容疑者たち」
面白いけれど、なんだか「てやんでぇい!」とでも言いたい気分になる、アットホーム感あふれる話。
事件を追え、事件を。

「異動」
若手刑事、うっかり犯人に捕まる、という美味しい話。
ありきたりなタイミングで、みんなが助けに来てくれると言うベタな感じが好き。
お約束好き。

「ツキ」
一番面白かったかも。
須田刑事の運の良さは、プロの殺し屋をも凌いでしまうという。
ここでも速水さんがよい感じ。

「部下」
安積さん、部下にも慕われ上からも好かれているという話。
これといって特徴はない人だと思うのですが。
駄目じゃないですけど。

「シンボル」
安積さんは我らのシンボル、という話。
いよいよ引く手あまたな安積さん。
引っ張りだこです。
私も安積さんと一緒に、人事は上で勝手に決めるものでは・・・とツッコミました。
どうやら安積班はみんなそろって、臨海に異動できるようです。
そういうことってあるのかなぁ。甘くないか?
でもやっぱり、最後に速水さんがステキでした。
速水さんはついていかないのでしょうか。



蒼子 |MAILHomePage

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